※画像も文章も大変多くなっておりますので、スマホ等からご覧の方はご注意下さい。
はい、こんにちは。
第56回PLLは、14時間生放送のスタジオから!
パッチ5.2実装コンテンツ特集Part1と、祖堅正慶さんをお迎えしてのスペシャルトークセッションです。
<動画&フォーラム>
「第56回FFXIVプロデューサーレターLIVE」の動画とまとめを公開! (2019/12/20)
https://www.twitch.tv/videos/520851647(公式Twitch テスト放送1)
https://www.twitch.tv/videos/520853691(公式Twitch テスト放送2)
https://www.twitch.tv/videos/521176199(公式Twitch 直前テスト放送)
https://www.twitch.tv/videos/521179660(公式Twitch 本放送)
ぶらりもやし旅(公式Twitter・ペリスコープ)
迅速魔たまゆさんのPLL動画はコチラ。コメントも合わせて楽しみたい方に。
今回はお忙しそうだったのですが、PLLだけ上げてくださったようです。ありがとうございます!
どうぞ無理はなさらず楽しめる範囲でね。
FF14 第56回プロデューサーレターLIVE 1/4
テスト放送
今回は、いつものスクウェア・エニックス20階にある社員食堂ではなく、13階からの放送となります。
サブカメラのテストなので、画質はちょっと粗いですよ。
2B衣装のお尻が薄くなってしまった問題についても、緊急会議をしていたそうで。
吉「我々だって、お尻をナーフしたくてナーフしたわけではない」(Nerf:弱体化)
吉田P率いる第三開発事業本部が最近、新規IP開発をしていることもあり、ちょっと手抜きが多いのではと言われた件に関しては、FF14のコンテンツが本当に多いのだと言及しました。
現在はようやく5.2コンテンツの年内作業も目処が付き、14時間放送をやりきればいい状態になったとのこと。
中国ではサーバーを増設しようとしているそうですよ。
忙しくて、打ち上げにレベルファイブの日野さんを呼ぶはずだったのに、お声がけするのをすっかり忘れていた吉田P/D。
誰か福岡まで呼びに行ってくれないかなー?
吉「いや、行ければいくんですよ。自分が忘れたんで」
モ「貴方ダメ、出ずっぱりなんで」
もっちーさん登場。
吉「本当に僕のミスで、ぶっちゃけ仕事じゃないんだこれは。会社のお金で福岡に慰安旅行に行く人はいませんかっていう」
も「なるほど」
強制しちゃうとパワハラだブラックだと言われてしまうご時世ですしね。
公式Twitterのペリスコープで随時中継を入れることになりました。
そして茶番の末に、林さん(アイテムセクションリーダー)も同行することに。もやし旅です。
麻雀大会に予選から出場したいのに、PLLなどがあるから決勝からしか出られないのだ、スーパーシードじゃないのだ、スケジュールの都合上仕方がないのだ、と吉田P/Dの愚痴タイムに。
最後はちょっと宣伝です。
「吉田の日々赤裸々。 3」が12/20発売となります。
本当はもっとコラムを書きたかったのに、プロジェクトマネージャーに止められてしまったとのこと。
この本が売れたらもっとコラムの仕事をもらえるかもしれない!
もちろん私も読みますよー。またレビューも書きたいなー。
直前テスト放送
モルボルさんお一人でチェック。首元からチラ見えするのはヒートテックではなくエアリズムw
後ろに見切れ芸人もいますねw
この漆黒アートはホントにイイ!
オープニング
開幕いきなりのフォーギヴン・ムロウチ。白い!
タイムテーブルはコチラ。
松田洋祐社長も登場です。モルボルさんの直属の上司にあたるんですね。
冒険者1800万人突破のくす玉がポン!おめでとうございます。
開発メンバーも集合しました。
もやし旅のお二人からも中継が入りましたよ。妖怪ウォッチで日野さんを探して福岡から大阪へ?
クレーンゲーム用のマスコット、ボツ案の供養w
麻雀放送のメンバーはコチラ!
本放送
さぁ、いよいよPLL本番です!
フォーギヴン・ムロウチが、まさかの大罪喰い:イノセンス・ムロウチにグレードアップしましたw
吉・イ「嗚呼、甘美ナリ!」
吉田P/Dが今日、SCOTCH & SODAのパーカーを着てきたのにはワケがあるそうで。
話題になった後、このパーカーを着て会社のミーティングに出たところ、「吉田直樹モデルですね」と言われてしまったのです。
吉「いや、吉田直樹って俺だけどね、みたいな」
さらに開発フロアに降りて来ても、スタッフにプークスクスされてしまう事態に。
恥ずかしくて着られなくなってしまいました。
吉「お前らのせいやぞ!」
イ「あ、これはいくら言っていただいてもいいですよ。なんなら売ってるお店もご紹介しますよ」バサバサ。
ユニクロ ヒートテックコラボ
ユニクロ、ヒートテックコラボの話に。
開発スタッフの知り合いに、ユニクロで販売をしている方がいたんですね。
ユニクロは各店舗でその地域に即したPR活動をしており、あれは新宿周辺のお店限定のPR活動だったのです。
最初は、開発スタッフの誰かがヒートテックを着てアピールしてもらえませんか?というオファーが来たのですが、スタッフは内勤で仕事中にヒートテックを着ているわけではないため、どうせだったらキャラで行ったらどうですか?と逆に提案をしたのだそうです。
お店側も「えっ、いいんですか?」という反応になり、新宿の店長さんがノリノリになってしまい、テキストもオフィシャルでガッツリ監修をして、今回のコラボに至りました。
この新宿周辺の盛り上がりを見て、全国の店舗から「ウチでもやりたい」という問い合わせが来ているようですので、もしかしたら全国展開もする…かも?
冒険者1800万人突破
まずは、全世界累計で冒険者1800万人達成!やったね!おめでとうございます!ヾ(*´∀`*)ノ
社長からは3000万という次の目標が示されていましたが…。
もちろん運営スタッフもPR活動をしているのですが、一番大きな影響を与えているのは、プレイヤーが友達や家族など身近な人を誘うことなのだそうですよ。
大変深く感謝をしています、とのこと。
パッチ5.18
年末年始に遊びまくりたい人のためのパッチ5.18が、12/24(火)に実装されます。
この他の修正箇所もあります。
○オンサル・ハカイル
・忍者が強すぎるという点の調整
・キルポイントの下方調整、勝利決定ポイントの調整
・チームの申請合わせに対する対策 → 所属GC関係なしのランダムマッチング対応に変更か
○2B装備のお尻ナーフ
FF14の装備は、「このカテゴリの装備はこれと一緒にした場合はシェイプを縮める」「これらの装備の場合は通常状態にする」といったように、自動的にシェイプ変形する仕組みがあります。
今回はそのフラグをセットしないで出してしまったため、座った時に、本来であればコートからはみ出さないはずのお尻がはみ出してしまいました。
これを修正し、本来の仕様通りにしたはずでしたが、いろいろな装備の組み合わせの中で、シェイプ変形しなくていいのにしてしまう組み合わせがあり、結果としてお尻がナーフされたように見えてしまいました。
仕様をもう一度見直し、いろいろな組み合わせでシェイプ変形すべきかどうかを詰め直すことにしました。
ただ、これにはかなり時間がかかるため、今回のパッチではいったん実装時に戻します。
一部装備の座った時に、お尻がちょっと飛び出るかもしれませんが、ご了承ください。
パッチ5.2タイトル
パッチタイトルは「追憶の凶星」。
またダラガブ落ちてしまうん? 超える力であの場面を再現してしまうん?
実装時期は、2月中旬予定です。
メインクエスト
虚ろな目のアルバート? 髭は無く、斧も血がついていない物のようです。
インスタンスダンジョン アニドラス・アナムネーシス
新たなIDは、アニドラス・アナムネーシス。
アニドラス川は「ユートピア」(トマス・モア)の中では「水がない川」を意味する言葉として登場しています。
「水のない記憶」あるいは「存在しない記憶」?
開発では「アシエン官邸」と呼ばれていたという、このIDのアートはコチラ。
蛮族クエスト キタリ族
なんとギャザラー専用の蛮族クエストです。
キタリ族とは、キキルン族のことでした。
一緒にいるのは、ロンカの水蛇様クエストで活躍?したキンフォートとヴァランのコンビですね。
前提クエになりそうですので、まだこのサブクエストをやっていないという方は、スリザーバウへ。
クロニクルクエスト ウェルリト戦役
紅蓮でいうところの四聖獣シリーズに当たるのが、このウェルリト戦役。
影の狩人さんっぽい背中が見えておりますね。
この顔はどこかで見たことあるような…。帝国の絡んだ話になるのかな?
討滅戦 ルビーウェポン
そう、あのモンスターの顔はFF7のルビーウェポンですね!
吉「ソードとかシールドになるかもしれない」
もう一体いるようですが、超絶ネタバレなので名前は出せないとか。ツクヨミパターンかな。
レイド 希望の園エデン:共鳴編
シナリオも一気に展開する、エデン:共鳴編です。
雷雨のステージですねぇ…。 ラムウの玉拾いかな?
装備強化コンテンツ
名前はまだシークレットですが、商標調査が終わっていないかららしい。
そして、舞台はシタデル・ボズヤ!!
ちょこっとシタデル・ボズヤのおさらいをしておきましょうか。
シタデル・ボズヤ蒸発事件
第六星暦1562年。
シドの父、ミド・ナン・ガーロンドが、月の人工衛星にしてアラグの兵器でもあったダラガブとの交信を試みました。
ダラガブを利用する「メテオ計劃」は、ソル帝の許可の下、密かに進められており、シタデル・ボズヤでその実証実験が行われたのです。
しかし、5000年間蓄積された莫大なエネルギーが「交信電波塔」に降り注いだ途端、都市は一瞬にして蒸発してしまいました。
この事件により、ミドは死亡、とされています。
シド(19歳)はこの事件の後、亡命し、ガーロンド・アイアンワークス社を設立します。
ちなみにこの1562年は、アシリア(12歳)の父ウォーバートンがウルダハのモンスター暴走事件により命を落とした年でもあります。
いやーもう、どんな話になるんでしょうか。
凄惨な蒸発都市に足を踏み入れるのかな?
ミドさんの遺したあれやこれやを探すことができるのかな?
ジョブ調整
詳細は次回のPLLになりますが、赤魔道士には調整が入る予定です。
PvP
アクションなどに調整が入る予定です。
イシュガルド復興
パッチ5.11の整備前。
整備後はこうなりましたね。
ディアデム諸島はギャザラー島になります。
ギャザラーLv10から入れますよ。
エーテルオーガーはロケットランチャーのようなもので、アクティブではないモンスターに撃ち、アイテムを大量に採集することができます。
復興くじはクポフォーチュンという名前になりました。
ランキングは、10日間の期間内での復興貢献度を称えるシステム。
上位ランキングでもらえるのは称号などの名誉で、ランキングでしかもらえないアイテムは無いようです。
アイテムなどの報酬は、復興に貢献することでもらえます。(イヤリングはここかな?)
続・クラフター&ギャザラー大改修
カンパニークラフトの人数条件撤廃(4人必要だったけど1人でもOK)は大きな変更ですね!
これでハウスの外装や潜水艦を作りやすくなるというFCは多いはず。
クラフターの次の手順でどれだけ数値が変動するか、予測が出るようになります。便利!
この先のパッチでクラフターの練習モードが実装される予定です。
漁師のアップデートは、アタリがわかりやすくなります。
スカイスチールツールは、ルキスやゾディアックほど大変なイメージではなく、コツコツやっていけば装備が強くなるよ、というもののようです。
マテリア精製は、装備品を失わず、錬成度が0%に戻るようになります。
オーシャンフィッシング
船釣りです。
吉「蟹工船じゃないです」
爆釣タイムww
旧版の定期船釣りみたいですね。これは仲間内のイベントで行きたいな。
その他のアップデート
新たなトークンの名前はまだ内緒。
FCのレベル上限が上がります。機能は何が上がるのかな。
突然来た、傘の実装!? 撮影用の小物なのかな?
吉「しかし、イノセンス・ムロウチ、すごいしっくり来るようになりましたね」
イ「そうですね、この後ヒトに戻るのが怖いくらいです」
スペシャルトークセッション 祖堅正慶さん
後半は、サウンドディレクターの祖堅正慶さんをお迎えしてのスペシャルトークセッションです。
漆黒サントラで好きな曲は?
Q:「漆黒のヴィランズ」のサントラ、とても気に入っています。収録曲の中で祖堅さんが特に好きな楽曲を教えてください。
A:
祖堅:最後の方でかかる「Tomorrow and Tomorrow」です。あれがね、意外と作っててホロッと来ちゃって。
多分メロディそんな大したことないんですけど、歌い手さんが凄く表現力豊かな方で。アマンダさんっていうんですけど。あの人の歌が凄くて。
ロサンゼルスでリモートで収録してもらって、データが届いてミックスして、こういう感じになりましたっていうのをアマンダさんに送ったんですよ。
その時の宛先のCcにいろんな関係者が入っているんですね。契約をまとめる人とか通訳のスタッフさんとか。
その通訳のスタッフがオンラインストレージをこっそりダウンロードして、自席で聞いたらしいんですね。
そうしたら、あまりにも感動して泣いてしまったと連絡をくれたんですよ。
そんないい曲だったっけ、って改めて聞いてみたら、ええ曲やね、と。
吉田:あの歌を入れてくれたアマンダさんって偶然なんだよね?
祖堅:アメリカオケコン、ドルビー・シアターのコーラスのソリストとして来てくれていた方で、我々が手配したわけではなく、あちらの楽団の方が用意してくださった方なのです。
吉田:華もあるし、歌えるし、仕草も素晴らしい。あと自信ていうのも素晴らしくて、あの時点から祖堅が「あの人凄い、あの人凄い」って言ってて。
祖堅:それで漆黒でアポイントを取ってみたら、即OKしてくださって。
吉田:スーザン・キャロウェイさんも、ジャズバーで歌っていたのを植松さんが見て「あの人歌ってもらえないの?」って言ってくれたんだよね。それと似たような感じだなぁと思って。
曲のインスピレーションが湧くのは?
Q:曲のインスピレーションが湧くのはどんな時ですか?
A:
祖堅:ゲームコンテンツのインスピレーションもそうだと思うんだけど、別にいつ何時問わずに来ますよ。急に、バーンて。トイレの個室にいる時でも。
イノセンス:そういう時どうします?
祖堅:拭きますけど。(そうじゃなくて)
そういう時は一回ピアノで(弾きます)。それか誰もいない部屋を見つけてスマホで、歌でフンフンやって。
それを後で耳コピして、汚え声だなぁって思いながら。
電車に乗ってる時でも来るんですよ。おじさんだから、本当にすぐ忘れてっちゃうので、人目も憚らず。電車に乗ってる時に来たらもう諦めるしかないです。お客さんいっぱいいるけど、フンフンって。
吉田:え、諦めるっていうのはインスピレーションを諦めるんじゃなくて、周囲の目を気にすることを諦める? スマホ取り出してフフフーンって?
祖堅:あのね、俺の周りにちょっとした小ステージができるんですよ。空くんです。
吉田:混んでる時やったらちょっとラクかも。
祖堅:音楽を作っている人はみんなやっていると思う。ワンフレーズだけREC(録音)しても、やっぱりそのワンフレーズがあると思い出すんですよ。だからそのワンフレだけ入れておくだけでも全然違うんですよね。
恥ずかしいですけどね。トイレの個室から鼻歌が聞こえたら、会社のスタッフなら間違いなく俺だと思います。
音楽の師匠は誰?
Q:祖堅さんには音楽の師匠と呼べる人はいますか?
A:
祖堅:うーん、難しいですね。お袋かなぁ。
鍵盤を一番最初に教わったのはお袋だから。師匠はお袋かもしれないですね。
吉田:そこはお父さんじゃないんだ。(祖堅方正さん:元NHK交響楽団首席トランペット奏者)
祖堅:うん。親父は練習してるとこ全然見せてくれない人だったから。親父はキラキラしたところに出てバーンとやってる人だったから、そんなにそこに泥臭いところを感じなかったんですね。
吉田:んじゃ、音の作り方は?
祖堅:音の作り方は教わってねぇなぁ。なんだろ、どうなっちゃってんすかね。
吉田:たまにプライベートで飲みに行ったりしてお父さんの話を聞く時もそうだけど、やっぱお父さんって祖堅に音楽やってほしくなかったのかねぇ。
祖堅:やってほしくなかったと思いますよ。
吉田:すごい大変で、食べていけるのもほんの一握りだから、自分の息子にそれを味わわせたくなかったのかもねーみたいな。
祖堅:そうそうそう。
一応ね、ラッパのレッスン受けたんですよ。ボッコボコにされてね、もう。マジで。酷いこと言われるし酷いことされるし。いろんなもの飛んでくるし。
なんだよこれ、もうやめてやらぁっつって。おう、やめろっつって。
吉田:だから大学で全然関係ない化学進んでるんだもんね。(東京理科大 化学専攻)
祖堅:ペットボトルの染料作ってました。
吉田:それでも結局音楽に帰結するんだから凄いよなぁ。
祖堅:ね、わかんないもんですね。
作る楽しみなりなんなりっていうの(を教えてもらったの)はお袋なのかなぁ。
お気に入りのアーティストは?
Q:最近お気に入りのアーティストやアルバムを教えてください。
A:
祖堅:これといってないんですけど、ジェームス・モリソンっていうジャズのラッパ吹きがいるんです。そいつのYouTubeめっちゃ見てます。
ラッパでね、むちゃくちゃ高い音が出せるおっさんなんだけど。ツルッツルの。だけどむちゃくちゃ上手いんですよ。
どうやって吹いてんだろうこの人、っていうので最近よく見ちゃいますね。
(高音がわかりやすいのはシドニーオリンピックのファンファーレのコレかな)
祖堅:あとは、TWEEDEESっていう昔シンバルやってたおっさんが新しいオシャレバンドみたいなのやってて、全然FF14と違うジャンルなんですけど、それ聞いてますね。
吉田:何きっかけで知るの?
祖堅:店入った時に聞こえてきて、(音を聞かせると検索してくれるアプリで)ピッてやって。
あとPLL的なことを言えば、演歌歌手吉田直樹ですかね。なんかね、去年デビューされたらしいんですよ。
1万5千人の前で熱唱したらしいですよ。演歌でワールドツアーなんてね。
吉田:ほんっとおかしいんだよなぁ…このプロジェクトなぁ…。
アーモロート作曲時のエピソード
Q:テンペスト内のアーモロートで流れる曲が切ない感じでとても好きです。こんな曲にしてほしいというリクエストがあったなど、作曲時のエピソードがあれば教えてください。
A:
祖堅:クライマックスに向かう中で、当然楽曲的にもクライマックスに向けて壮大に盛り上げていくんであろうと思って、最初そんな風なプロットの話をしていたら、石川夏子が「いや、違うんだ」と。
静かに静かに集結していきたい、曲に関して言えば、と。
最初、何言ってるかわかんなくて、散々話して、こういうシナリオの背景があり、人物の背景もあるがゆえに静かに終わらせたい。静かに切なく。
なるほどそういうことかと思って、じゃあピアノ一発で行くかと作って出して。
で、それを出してから、アーモロートの手前の浅いところでもうちょっと盛り上がったバージョンを作りました。
吉田:海に沈み込んでいくようなイメージなんだよね、深海へね。
吉田:で、その経緯を知らない私、通しチェックをやっていて、どうしてもその前のコルシアのフィールドBGMが展開にはまらなくて。どうしても合わないからコルシアとアーモロートを入れ替えろって言ったら凄い抵抗する人達がいて。そうじゃないんだと。
結局どうしたかっていうと、一定のクエストをやっている間は、フィールドBGMを流さずに特定のイベントBGMを流し続ける。で、全部終わったらフィールドBGMが鳴るっていうのを揉めた末に(決めました)。
祖堅:で、3人でそれで行こう!って言ったら、今度はプログラマが「えーっ、そんなの無理だよ!」って。「めんどくさ!」「今言うなよ!」みたいなね。
吉田:レベル班の(高橋)新さんが、「これ本当にクエストとクエストの途切れって本当にないの?」って。全チェックし直しじゃん?
祖堅:それを2人が「もういいから入れろ!」って。
吉田:結局みんなが協力してくれて、あの曲と体験が全部繋がった。
祖堅:実装締め切り2週間前くらいのギリギリで。
絶アレキサンダーのBGM
Q:絶アレキサンダーのBGMがボスのタイムラインにマッチしていることに感動しました。ギミックフェーズに「ライズ」のBメロが流れ、サビと同時にアレキサンダーが帰ってくるなど、あの流れは狙ってやったものなのですか?
A:
祖堅:よくこの話出るんですけど、今回はもう既に曲のデータが完成していたんですね。バトルコンテンツが出来上がる前に。
だからとりあえず仮のものを乗せて、バトル班に調整してくださいって渡すんですけど、今回で言うと、バトル班がある程度譲歩して合わせてきてくれました。
お互い、「そう来るんであればここ摘んだら上手いことはまる」っていうのはこちらでもやるし、バトル班はバトル班で、「ここで履行(技)を挟んだら、タイミングがばっちり合うからカッコイイ」っていうのをやります。
日々開発の中でもコンテンツのアップデートを重ねていくので、お互いプレイをしながら、何も言わずに歩み寄っていくんですよ。
今回は、バトル班が結構やってくれて。
吉田:まだ放送には出したことないんだけれど、担当者の彼はコンテンツ製作でずっと叩き上げてきていて、本当に素人の状態からスタートしたんだけれど、物凄い勢いで(成長していて)。もうコンテンツを作るのは当たり前で、どうやって演出とか驚きとかを作った上でコンテンツに落とし込むかみたいなところを高次元で追求している子だったりする。
だから、多分「祖堅さんがやってくれるから」って考えるタイプじゃないんですよ。「祖堅さんだったらこれくらいやるだろう」っていうのを最初から発注しとこうみたいな。
祖堅:だからね、時間停止の曲とかね、実はデータ的には3つくらい入っているんですよ。切り替えられるデータ、単発のデータ、頭だけのデータとか、いろんな細切れ発注があって。最初どういうこっちゃよくわからなかったんだけど、とりあえず一回実装してみて、何がしたいのかを見てみようと思って見てみたら、なるほどそういうことかと。考えてるなぁと思って、こっちも合わせていく。
吉田:結構負けず嫌いだよね。祖堅にお任せってしたら、プランナー、ゲームデザイナーとしては二流だなみたいな。そこは自分的にこうしてほしい、こうやったら盛り上がると思ってるんですっていうのをぶつけた上で、祖堅だったらもっとやってくれるだろう、そういうタイプ。
イノセンス:そういう無言でやるフェーズも面白そうですね。
吉田:エンレイジフェーズなんて、ぶっちゃけ言うと時間切れですよ。だけど、絶だからこそ、全てのギミックをくぐり抜けてボロボロでDPSが足りなくて時間切れをするっていうのが絶対にあるだろうと。なので「あと少しだ!」っていう時に絶望を味わってほしい。でもその時こそ「すげーもん見た」って言う、もしくは配信されることのために(作っている)。元々アレキサンダーってループする時間をヒカセンに突破してもらって自分は眠りにつくという話だから。それができないのであれば、ヒカセンごと全ての時間を閉じ込めたいというのが鎖の演出になっていってる。よく作りますよ。
祖堅:結構そこは時間ギリギリまでやってましたね。どうしようこうしようっていうのは。
吉田:一瞬だからとか、全員がやるかどうかとかじゃないんですよ。ゲームデザイナーとして。特に絶は視聴されるというところもあるから。
やってみたい曲調は?
Q:Rage Against the Machineの大ファンである祖堅さんにお願いです。ゴリゴリのハードロックやヘヴィメタルな曲をもっと追加してください。あとFF14では試していないようなものでやってみたい曲調はありますか?
A:
祖堅:これもイベントなどでヒカセンと直接話をすると、結構言われることです。
でも僕は、曲先で「この曲を入れたいんだけどどう?」っていうのをあまりやらないんですよ。
なんでかと言うと、やっぱり僕もゲーマーなので、ゲームが一番プライオリティ高いんですよ。ゲームコンテンツが。
だから、それに合う物は何かなってなった時に、これが一番フィットするであろうっていう曲調を持ってきてるんで。
確かにそりゃあ、俺のエゴを出していいんだったら、レイジみたいな曲をいっぱい入れたいけど、でもそういうことじゃないんです。ゲームデザインってね。
吉田:これ、チョコボキャリッジがオープンワールドをギャリギャリ引き回すようなゲームだったら、ガンガン行くんだよね?
祖堅:骸骨戦士が出てきてね、もう血みどろでガンガン。
吉田:世紀末エオルゼアみたいな感じだったらね、行くんでしょうけど。
吉田:祖堅はゲーム体験が全てなので、シナリオが何を表現したいのか、コンテンツとしてどうバトル体験に落としたいのかっていうのを全部聞いてから、だったら曲はこれだろうっていう人なので。
祖堅:そですそです。曲先ってないですね。
残念な音の作り方は?
Q:ゲームサウンド作りにおいては、気持ちいい音だけではなく、残念な気持ちになる音を作ることも大事だと思いますが、そういう時に工夫をしていることはなんですか? 採集でスカった時とか、ルアーを持っていかれた時の音がそういう意味で凄く効いてます。
A:
祖堅:主に効果音だと思うんですけど、効果音でそういった「残念」とか「嬉しい」とかって記号的なんですよね。
実際のリアルな生活で嬉しい時、悲しい時って別に効果音鳴らないので。
だけど、ゲームならではでそういう音を表現しなきゃいけないので、それもやっぱりゲーム体験に紐付くものだと思うんですけど、遊んでいるプレイヤーの感情を絵と音と体験である程度コントロールできるのであれば、そうした方がいいに決まっています。それに寄り添う形で音がどう表現すればいいかっていうことを、常に考えて作っています。
第一世界の環境音は原初世界とは違う?
Q:環境音に関して、原初世界と第一世界で異なる部分はありますか? あれば教えてください。
A:
祖堅:これは非常にあるんですよ。サウンドチームが凄く悩んだところでもあるので、ちょっと語らせてください。
FF14は環境音なりBGMなりボイスなり、コンフィグに音量のスライダーボタンがついてますよね。ミュートすることもできる。
だから、別にBGMが聞きたくなかったらOFFにすればいいんです。
でもBGMをOFFにしても、その世界にいるっていう音が全て鳴っているんですよ。環境音なり、動作音なりなんなり。
その環境音に関して、第一世界を作りにあたり、悩みごとがありまして。
例えばグリダニアの環境音であれば、木々のざわめきだ、小鳥のさえずりだ、小川のせせらぎだ、滝の音だと想像がつきます。
今回、第一世界で表現しなきゃいけない音が「光のハレーション」だったんですよね。
これって、お話の流れで言うと、禍々しい状況なんですよ。でも、皆さんが想像される光の環境音って、何の感情移入もない状態で考えると、「ファー」とか「キラキラキラ」とか、要は綺麗な音なんです。
吉田:コーラス隊の凄い高音が世界に満ちてるみたいなね。
祖堅:そう。そっちを想像しがちなんですけど、今回そっちじゃダメだったんですよ。取り戻すのは光ではなくて闇なので。
一体全体これはどうしたらいいんだろうって、凄く悩んじゃって。環境音を専門としているスタッフが頭を抱えてて、「どういう風な表現にしたらいいですかね」って。
光のハレーションが起きている状態は、ある程度の圧、何か抑圧されている状況を音で表現した方がいいんじゃないかということになって、「ファー」は「ファー」なんだけども、何か不安な気持ちになる、安定しない、高周波も使うし低周波も実は入ってるっていう、印象的には高い音なんだけども低い音もいっぱい鳴っているっていう風にしたんです。
それがまた絶妙に難しいのが、ある程度の抑圧をかけるような音でなければいけないんだけれども、フィールドを行ったり来たり、長時間いるわけですよね。本当にやってしまうと、ゲームプレイがつらくなってしまう。
なので、そこまで至らず、かつ何か嫌な不安な気持ちになるっていう音を目指して、今回実装したんですけど、それが今までとは全然違うデザインだったので、凄く時間がかかりました。
けれども結果として、僕じゃなくて後輩がやったんですけれども、ファインプレイだったと思うんですよね。凄く良かったですね。
吉田:それって、光天候(無尽光)の時しか鳴ってないの?
祖堅:鳴ってないです。夜が戻ってきたら、その音は一掃されて夜の環境音になるし、昼間が戻ってくるともうその光のハレーションは消えてるので鳴らないですね。普通の昼間の環境音です。
吉田:ほう。そんな貴方に「強くてニューゲーム」というものが存在する。
祖堅:今やってみるとわかるかもしれない。もう二度と聞けないんです。さっきのコルシアもそうだし、二度と聞けないBGMって結構いっぱいあるんですよ。哀愁漂うユールモアとかね。
吉田:ぜひ試していただきたい。
ピアノアレンジのオケ譜を増やして!
Q:ピアノコレクションを子供が好きでよく聞いています。ピアノアレンジのオーケストリオン譜をもっと増やしてほしいです。
A:
祖堅:データはすぐ用意できるんですけど、いかにしていただくかっていうクエスト系がね。
どうなんですか?
石川?:覚えておきます。
吉田:今はリソースがあるからいいけど、何でも渡しちゃうとあとでそれに類する物をまた用意しなきゃってなって首が締まるんで、やっぱりちょっとずつにしないといかんのですよ。
祖堅:魔大陸を乗せてほしいって海外の人からずっと言われてるんだけど、今魔大陸関係ないしなぁ。
石川?:5.2で乗ります。
蒼天以降のピアノ譜が欲しい!
Q:アーモロートのピアノアレンジが好きです。蒼天のイシュガルド以降の楽曲に関して、ピアノ譜を出版する予定はありませんか?
A:
祖堅:よく言われるんですけどねこれも。そうですね、もうちょっと声が高くないと。
吉田:結構難しいんですよね、あれ。ある程度の紙質をちゃんと保証しないといけないし、当然だけど譜面が読みやすいように高精細に印刷できなきゃいけないし。
祖堅:あとね、難易度の問題もあるんです。弾けるようにしなければならないので。
ゲームコンテンツに合うように作ってるから、弾けない部分もあるんです。常人には。Keikoさんみたいな人じゃないと。
みんなが楽しく弾けるようにするには結構なアレンジをしないといけないので、まあまあコストかかるんですよ。
それを回収するだけの部数っていうのを出さなきゃいけなくなっちゃうので。
まぁ要望があればですかね。
あとあわせてオケスコアもってよく聞くんですけど、オーケストラのスコアを作るのは、ピアノのスコアを作るよりも100倍くらいお金がかかるんです。
何十万、下手すると何百万かかってしまうんですよ。ちょっとコピーして出すとか、そんな簡単な物じゃないんですよね。いろんな部署といろんな権利をクリアしないといけないので。
出してほしい人は、仲間を集めて声を届けていただくのが一番近いかなと思います。
戦闘ボイスの追加に関して
Q:パッチ5.1で戦闘ボイスが追加されました。追加されたことは嬉しいのですが、長年慣れ親しんだキャラクターゆえに違和感を覚えるボイスがいくつかあります。追加ボイスについて、フィードバックを元に調整する予定はありますか?
A:
祖堅:フォーラムでいろいろ書かれていたので、僕も気にして見ていました。
まず一つだけ説明すると、「違う声が入っている」と書かれていたんですが、それは違います。同じキャストさんが、同じキャラを演じた声が入っています。
5.1のこのタイミングで増えたのはなぜかというと、新生エオルゼアの頃から実は皆さんのデータの中にあったんです。予約されていた「これに使う予定」というものがあったのですが、5.1でご破算になってしまったんです。テクニカルな問題で。
であれば、一回データで乗ってしまっているものでもあるし、同じキャストさんなので、一度解放してみましょうかという形になりました。
「僕のミコッテはこんなではない」という声はあるだろうなと思ったのですが、一旦様子を見ようと思いました。
以前、ガンブレードのSEの変更がありましたが、あれは「変更してくれ」という声をかなりいただきました。ところが、変えたところ、今までは「この音がいいです」という声は全く上がっていなかったのに、変えた瞬間に「やっぱり前のが良かった」と言う方がいらっしゃったので、今回も様子を窺ってみています。
「元に戻してくれ」という声は多いのですが、逆に「気に入っているよ」という声も上げていただかないと、どれくらいいるのかがわかりづらいなと。
吉田:違うんですよ。気に入っているうちは言わないんですよ。で、変えてみたら「なんだよ、気に入ってたのに」と。これは100%の答えはないんです。今回のバトルボイスは新録ではないんですよ。新生の時に録って使ってなかった声で。全く同じ声優さんで、全く同じ時期に録ったんです。
やっぱりね。聞き慣れて、自分の中に絵ができちゃってるんですよ。こういう時はきっとこういう声だろうって。ところがそこにそのイメージと違う声が鳴ったから、えーって。
ちょっとこのままにして、皆さんが慣れるかどうかを確認したい。で、慣れてくださるんだったらそのままにしようと思います。どうしても慣れないという場合は、もう別声に変えるのは無理だと思っていて。なぜなら、あっちが良かったこっちが良かったになるだけなので。だったら無くしましょう、元の状態に戻しましょうという方がよいと思うので、もうちょっと様子を見させてください。祖堅も悩んでいるところです。
祖堅:サウンドスタッフも悩んでいて、毎日動向を見ているところです。フォーラム以外の声もあるので、いろいろチェックしています。なかなか答えが出ていない状態なんです。
吉田:ジュピー!が変わって別物になっちゃったとかだと深刻だけどね。
THE PRIMALSのライブは?
Q:THE PRIMALSが見たくてウズウズしています。そろそろライブとかいかがですか? 欧米プレイヤーのためにワールドツアーもありだと思います。
A:
祖堅:そうですね、そろそろやりたいですね。どうですか?
吉田:仕事次第じゃない。
祖堅も当然やりたいです、やらせてほしいです、だし、音楽出版部門の人は当然お金になるからやりたいです。アルバムも出るし、グッズも出るし。
さっきの譜面の話と同じで、祖堅ってFF14の音を作ってくれる大ボスなので、この人が不在になってしまうと、みんなパニックになるわけですよ。
「祖堅さんわかってますよね。パッチ5.2の楽曲、いつ発注したと思ってるんですか。あと4曲ですよ」と。しかしレコーディングのマスターに行っていないとかね。
一方祖堅はTwitterで、「ふざけんなこのスケジュール、やってられるか」とか書いてるわけ。
俺は、それを見てプレイヤーさんに「吉田もっと休みをやれよ」とか言われて。ちょっ待って待って待って、って俺一人でぐぬぬってなってるわけ。俺はやるなっつったじゃん!
俺が一番セーブしてるの。祖堅のことを考えて。いない祖堅に開発からのヘイトが行かないように。
バランスを取って、できるタイミングでやらせてる。
本当にやりたいって言ってるの。THE PRIMALSのメンバーもやりたいって言っていて、それは重々知ってる。でもここで俺が甘いと、いろんなものが破綻すると思っているのでタイミングを見ています。
あとね、凄いこだわるの。サラリーマンのステージだって言うけど、周りはプロでしょ? だからコージが一人カラオケに行って練習するように、こいつもね、夜中ずっと練習してんのよ。なんだったら朝までノッて練習しちゃって、来ないわけよ。どうなってんだよ、会議入れんなよ祖堅!って。「電話も出ません!」みたいな。そうなったらあかんっつってんの。
なので、ちゃんとここだったらできるっていうタイミングに、音楽業界の方が「このハコ用意できるんで」ってのが噛み合うタイミングを探してる。それは祖堅のため。
祖堅:それもあって、先程も冒頭で言ってたんですけど、若い血をね。元気なのが育ってきています。
漆黒のオケコンは?
Q:漆黒のオケコンはいつやりますか? 既にオケコンロスで困っています。
A:
祖堅:そういう人はいったんコレ買って!
吉田:いや、もう買ってんじゃね? でもあの生がまたさぁ…。
祖堅:そうですね、生は収録とは違いますからね。どうでした?
イノセンス:素晴らしかった。
吉田:これもね、僕ら2回やったじゃない? 僕ら怖いもの知らないからさ、ヒカセンだったら4公演行くんじゃね?みたいなノリでやったら、ホントいろんな人に言われたじゃん。楽団関係者から音楽関係者までさ、フルオーケストラで5000人のハコ、4回とかバカじゃないの?って。
祖堅:2万人呼ぶって言ったら、何言ってるんですか?って。
吉田:しかもそれがつらいのがさ、当日まで言われなかったじゃん。当日我々2人燕尾服着てタバコ吸ってたら、楽団関係者とタバコ部屋で一緒になって、「普通やりませんよね」みたいな。えっ、ちょっと待って、本当?って。
祖堅:やらないやらない。「埋まるわけないです」って言われて。
だから今日は絶対(席が)空いてると思ってて、東フィルの方も。開けてみたらぎっちぎちで、「えーっ!」て。
吉田:それで気合が入ってくださったし、全然黒字だったんでいいんですけど、あの規模をやるのってどれだけ大変かっていう話で。
祖堅:むちゃくちゃ大変ですよ…。THE PRIMALSの倍くらい大変…。準備は。
吉田:(THE PRIMALSは)GUNNさんにアレンジしてもらって、人数も少なくて5人で詰めていくんだけど、ああなってくると、指揮者、譜面にしてくれる人、環境と、祖堅の稼働がありとあらゆるところに向くんです。
映像作ったら映像のチェック。これだとガチャガチャして映像にばっかり目が行くから抑えてほしいとか、逆にこれは映像メインで行ってほしいとか、そこもこだわりが絶対にあるし。
祖堅:ライトとかね。
吉田:そそ。あんまり明るくし過ぎないでほしいとか、本当に凄く稼働するのね。俺なんて台本無しでステージに上げられて喋れっていうだけだから、俺のコストはそうでもないけど、祖堅はハンパないので。これもやっぱりタイミング。
僕らとしても喜んでくださるのでやりたい。できればいい音で。でもいい音でってなると今度はハコが小さくなっちゃって。でかいハコでやるとマイク入れてPA入れてってなっちゃうし。小さいと生音に近くなるけど全然入らないし。
祖堅:チケット争奪戦になっちゃってもね。
吉田:何公演もやればいいって思うでしょ? 何公演もできないんですよ我々。
祖堅:体力もないし、時間もないし。
吉田:収支は大丈夫なんだけどね。今度はパッチがね…。
祖堅:そっちが一番大事なところだから。
吉田:節目節目でバーンとやれればいいとは。
祖堅:コロコロ音楽興行できないとは思うけど、やらないわけじゃなくてやろうとはしてるんですよ。だけどね、我々ゲーム作るのが本業なので。それを置き去りにしてはできないっていうことですね。
吉田:僕らの手を離していいならね、全部お売りするのでどなたか興行してくださいって。でもその場合、うちらのクオリティになるかっていうとまたわからない。FF14ってゲーム体験と一緒にコンサートをやるからいいんだと思う。
祖堅:あんまり変なのをね…、やっぱりプレイヤーさんがゲームに思い入れがあるからこそ、ちゃんとしたクオリティを出したいって、音楽興行はいつもそう思っているので。
適当なのでは、僕は絶対嫌ですね。絶対許さないです。
過去のストーリーにボイスを追加できる?
Q:強くてニューゲームでストーリーを振り返っていると、ボイスが欲しいなあと思うことがあります。過去のメインストーリーにボイスを追加することはできますか?
A:
祖堅:技術的にはできますけど…。
吉田:カットシーン全録りになるんだよな…。お金はまぁそこまでだけど、時間が…。
祖堅:テクニカル的にはできるんですけど、これ日本だけの話じゃなくなるんですよ。
吉田:6言語ですからね、僕ら。
祖堅:要望がめちゃめちゃ多いんだったらやらざるを得ないので。
吉田:でもさぁ、最新パッチもフルボイスで!ってなってきてさぁ…。
祖堅:最新パッチをフルボイスは無理です。期間的に無理です。もっとシナリオを早く上げてくれになるから、多分もう無理でしょ。
吉田:あの辺(シナリオ班)がもう「辞めます」って言うで。
過去の新生がフルボイスになりました、なら無くはないけど、それでお客さんが劇的に増えるかって言ったら、そうじゃないと思うんですよ。その費用とコストを何で回収するかなと思ってて。
カットシーンはほぼ全部作り直しです。そうなってくると、カットシーン担当者がやり出すんですよ。変えなくていいとこまで。昔のこの演出微妙だなっていうところを直したいみたいな。全部報告できないから、俺の知らんとこで直しちゃって、出すとプレイヤーから言われるんですよ。「前の演出が良かった」「サンクレッドの宙返りの角度が違う」「元に戻してほしい」みたいな。
「両方実装して切り替えればいい」とか。つらいつらい。
祖堅:運営がこれだけ長くなるといろんな要望が出ますからね。難しいですね。
吉田:自分もヒカセンとして、フルボイスされたら凄くいいだろうなっていうのはわかります。
祖堅:わかる!
麻雀大会への意気込みを一言
Q:麻雀大会への意気込みを皆さんに約束していってほしい。
A:
祖堅:勝負に勝つよりも面白さを選ぶぞ!
お知らせコーナー
無料ログインキャンペーン中ですよー。年末年始いかがですか?
ウインターセールも開催中。CE版のアイテムが欲しかった方はチャンス。
左手デバイスF14も追加受注。クリスマスまでですよー。PS4でも動きますよー。
アートブックのおまけはチャイ夫人のミニオン! 開発コードは「おばちゃん」w
ドマ式麻雀牌もできました。
マットもかなり立派。シワにならない分厚いタイプ。
ルイゾワ様とメテオサイコロ。
ゲーム内のドマ式麻雀の効果音も、ちゃんと牌を買ってきて録った音だそうですよ。
ファンフェス開催決定!ヾ(*´∀`*)ノ
次回のPLLでは日付と会場を発表できそうです。
北米はプレイヤー人口が一番多いので、会場規模を拡大するかも。ラスベガスはもう無理みたい。
日本はオリンピック効果で会場探しが大変らしい。あれ、ドームなんでしょう?(名古屋ドームでもいいんですよ)
本日のPLLはここまで!この後の放送も面白かったので、アーカイブでお楽しみくださいね。
これまでのPLLまとめはコチラ。
コメント
時間切れは「エンレイジ」ですね。英語圏のMMO用語で「時間切れ」を意味するそうです。
>ヤミさん
ホントだ!ミスってました!
ありがとうございます!細かなとこまで見てくださって助かりますうううう!ヾ(*´∀`*)ノ