石川さん高柳さん開発パネルのオフショットコレクション【PAX Aus 2024】

※この記事にはパッチ6.0「暁月のフィナーレ」までのメインクエストのネタバレが含まれております。ご注意ください。

はい、こんにちは。

オーストラリアで開催中のPAX Australia 2024にて、シニアストーリーデザイナーの石川夏子さん、クエストデザイナーの高柳早紀さんによる開発パネルセッションが行われました。
テーマは「FFXIVに登場するキャラクターたちの初期コンセプトや、彼らに命を吹き込むまでのプロセスについて」。
そのパネルで紹介されたキャラクターのオフショットがどれも世界観の一部を切り取ったスピンオフ作品のようなもので、これは全部じっくり見たい!と思わずコレクションしてしまいました。
同じくじっくり見たいという方、どうぞ~。

大急ぎでまとめたので、テキストは簡単なキャプションを付けた程度です。ご了承くださいませ。

アーカイブはコチラ。
Crafting Characters: The Style and Substance of FINAL FANTASY XIV(公式Twitch)

開発パネル

石川夏子さん紹介

シニアストーリーデザイナー、石川夏子さんの紹介です。

 

高柳早紀さん紹介

クエストデザイナー、高柳早紀さんの紹介です。

 

キャラクターたちのコーディネートが決まるまで

ワチュメキメキ万貨街 シューニェズ・アポサカリー

・ワチュメキメキ万貨街 採掘・園芸クエストのシナリオを石川さんが担当
・万貨街全体が異文化コミュニケーションをテーマとしている中で、ヴィエラ族とシャトナ族の似ている面と異なる面を掘り下げようとした

・シューニェはトラル大陸を思わせる色合いに、ウヴロはオサード小大陸の山岳地帯に住むヴィナ・ヴィエラ族なので雪山らしい色合いに、と発注

・発注を受け取ったら専用ツールでキャラクター作成開始
・設定できる項目はプレイヤーのキャラメイクとほぼ同じ

・いくつか候補を作成
・石川さんと通話しながら決めることもある

・彼らは姿も設定も、ヴィエラのいいところが詰まったキャラクター
・美術品のような美しさがあって、高級レストランに居る時のようないたたまれなさがあって一抹の不安もあった
・組み込み班のスタッフがずっと「顔がイイ」と言っており、その情熱に押されて決定

 

シリナ

・シリナは終節の合戦があったので、他のアウラ族と見分けがつく必要があった

・見分けがつく必要があるが、他のアウラ族との共通点も必要、という部分が難しかった
・草原の夕焼けが似合う子にしたいという気持ちを込めてコーディネートした
・夜のサドゥ、昼のマグナイといいバランスで仕上げてもらった

 

テスリーン

・彼女は素敵な子だが一緒にいられる時間が極端に短いので、彼女の優しさや人当たりの良さが伝わりやすいようにしてほしいと発注
・最初から死ぬとわかっているキャラクターの作成はカロリーが高く、何度も微調整を繰り返した
・罪喰い後の姿を発注しなければならないこともあって、漆黒で一番最初に作ったキャラクター

・このショットは闇の戦士が合流する前のもの

 

ヴァルシャン

・本体であるヴリトラとの共通点を意識
・角の色も特注
・竜の眼をみぞおち辺りに埋め込んでいるので、お腹周りが見えないように服で隠してもらった
・人形の身体なので、無表情の時に生気を感じさせないようなコーディネートにした

 

続いては、全身をオーダーメイドで作るキャラクターの紹介です。

メーティオン

・人型の時でも鳥を連想させるパーツを入れてほしいと発注

・天野喜孝先生にお願いしていた「終焉を謳うもの」のデザインに関しても鳥というキーワードを伝え、後で繋がりやすくした

・キャラクターのスケール(身長)はゲームデザイナーが決定する
・登場人物を並べて、シナリオや要件を聞いて決定することが多い
・「このキャラクターはこのキャラクターを見上げてほしいから小さめで」など

 

アルマ&リーン

・アルマやリーンはスケールに関しては特殊な対応をしている

・彼女達は子供に見えるが、内部的には成人ミッドランダー
・特殊なスケールをかけて、最小身長よりも小さくしている
・戦闘などが多い場合は成人で揃えておかなければならないため、こういう対応をしている

・リーンを小柄にしていたのは、彼女が幽閉されていて人生経験も乏しかったため、実年齢よりも幼く人形ぽい印象になるようにデザインしたから
・外見だけではなく、立ち方や仕草も重要
・キャラクターとお話する際はそこにも注目してみてね!

 

オルシュファン

・それまでのキャラクターはリアル寄りの髪色が多かったが、彼はキャラクターも振り切っているので髪色も彩度の高い水色にしてみた
・装備が少なかったため、重要なキャラクターのデザインは今よりも難しかったと思う
・FFのキャラクターは頭身は高めだがリアル過ぎない、という独特のデフォルメ具合なのでこの髪色も似合うのではないか
・他のキャラクターもフォトリアル路線だと使えないものをいろいろ使っている

(ヒカセンの黒チョコボを育てているところだー)

 

フレイ

・目の周りに影を合わせて、目だけが光る印象にしている
・素敵な装備実装と石川さんのやりたい内容が合致した奇跡的なキャラクター
・目を強調することで、素性はわからないけれど言っていることは真摯であることを伝えたかった

 

水晶公

・彼の秘密を守るために、フードを深い構造のものにすることと、顔に影を落とすことの2つの技術を使っていた
・公正なキャラでありながら一番大切なことを隠しているということを表現

 

古代人の目

・古代人は、現代人よりもずっと魔法的なものを捉えやすく、力を持った瞳というデザイン
・ヴェーネス達だけではなく、エルピスにいる名もなきキャラクターの目にも輝きがある
・目の色と虹彩をコーディネートするのが楽しかった
・古代人の特殊性を表現できた
・グラフィックスアップデートに関連して、現在彼らの目の輝きが抑えられているが、7.1で当初の印象に近く調整される予定

 

ヘルメス

・生真面目で口数は少ないが優しい、と発注
・第一印象は「寝ていなさそうなお兄さん」
・表情で語ることも多いだろうと、目元の改造(まつげの長さなど)を施した
・髪の色は最後まで悩んだが、物憂げな伏し目がちな印象を作りたかったので最終的にこの色に決定(暗いと目元が陰っているように感じ、明るいと繊細さが際立つ)

(本を浮かせて読んでる……ヒュペルボレアのオフィスかな)

 

フェイス(暁のバケーション装備)

・吉田さんが「次の拡張は夏休みです!」と言ったが、開発としては「本当にそうか……?」と思っていた
・じゃあせめて、「トラルのどこかでみんながちゃんと夏休みしてました!」という服装にしてみよう

・アルフィノが「この夏はトラル大陸で過ごします」と両親に手紙を書いた
・そうしたらお父さんが「羽目を外しすぎない感じの服」を送ってきた
・冒険者とお得意様取引をしたお母さんが大変な服装になっている場合もあるので、完全にお父さんに警戒されている
・フルシュノお父さんがまだ双子コーデっぽい服装を選んでしまうのを、アメリアンスお母さんは微笑ましく見ていたのではないか
・デザインは生江さん
・シャツとズボンのボタンも、リュックも凄く可愛い

・普段の服装の色を取り入れつつ、水着としては大人っぽいお姉さんデザイン
・ヤ・シュトラと一緒に買いに行ったお揃いのもの

・彼は元々部屋で本を読んでいるタイプだし、水晶公も忙しかったので、バカンスをどう過ごしていいかがわからない
・とりあえずバカンスを知り尽くしたタタルさんに相談してコーディネートしてもらった
・普段の服装と違う、大きな柄の入ったシャツはタタルさんがオススメしてくれたもの

・「かろうじてリーンに見せられる格好」がコンセプト
・若々しく見えるけれど、年齢に応じてチャラ過ぎないように
・めっちゃケバブ焼いてはしゃいでる
・水遊びしている娘を砂浜から見守っているお父さん風

・服とサングラスはサンクレッドと一緒に買ったので、彼にしては珍しい仕上がり
・バカンスのことを話したところ、ムーンブリダの両親から水に濡れてもいい時計が送られてきた(無人島開拓でもらえるものと同じもの)
・夫妻に便乗する形でレポリット達が送ってくれたイヤリング

・デザインは生江さん
・既存の水着といつものブーツをヤ・シュトラらしいバカンススタイルに
・追加されたアクセサリーも彼女らしいが、黒いペディキュアが特にお気に入り
・彼女は休息というものの有用性を理解しているのでバカンスも卒なくこなす
・水着を着ていても落ち着いた魅力を出せるのは彼女ならでは

・どうせ用意しないだろうと踏んだタタルさんが送ってくれたものをそのまま着ている(強気なピンク)
・シャーローニ荒野でサボテンの美味しさに目覚めているので、シャツの柄は悪くないと思っている
・耳のアクセはルナエンヴォイ・アタッカーイヤリング(ラザハン製)
・ヒカセンが交換してくれなくなって店が在庫を抱えていたところに、ちょうどエスティニアンが

・宝の地図を見るラハ、と見守るアリゼーとウリエンジェ
・バカンスに参加しに来ちゃったタタルさん? 服を届けに来てそのままか?

・タタルさんジャンプ
・浜辺のニャンとアルフィノ

・カツオドリを愛でるラハ
・ニャンとアルフィノ別角度

・プヌティーを愛でる双子
・オトナおっさん組

・キッチンでバカンス料理?
・お姉さん2人がお喋り(本開いてるからヨカフイの文明についてとかきっとそんなの)
・女子と夕焼け

 

以上、開発パネルでしたー!

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