第20回よしPレターLIVEのおさらい 【3.0ワールドプレミア】 後半


※画像も文章も大変多くなっておりますので、スマホ等からご覧の方はお気を付けください。

※この記事にはFF14パッチ2.55メインクエストのネタバレが含まれております。ご注意ください。

はい、こんにちは(゜ー゜)ノ
それでは後半戦参りますですよ~。

見逃した方はコチラからどうぞ。いつもお世話になっております。
<非公式動画>
・テスト放送 ニコ つべ
・直前テスト
・本放送 ニコ

Q&Aに関してはこちらの簡易まとめを参照いたします。※正式版が出ましたので差し替えました!
「第20回FFXIVプロデューサーレター LIVE」の動画とまとめを公開! (2015/04/23)

後半はこちらのムービーから始まりました。
2.0のOPムービーだった「時代の終焉」に大迷宮バハムート真成3層クリア後のムービーを追加した完全版。
第七霊災の真実に迫る内容となっておりますので、クリアまで楽しみに取っておきたいという方は視聴をお控えくださいね。
ただ、実際に何が起きてどうなったのかは前後のカットシーンが無いと把握できないかと思います。
私も未クリアなので、そこは楽しみにしておきます!
FINAL FANTASY XIV – Flames of Truth

真成編は今後3.0までに超える力などの緩和も入る予定なので、ぜひその目で見て欲しいとのこと。

それでは開発者トークセッションへ。
この日公開となった二本の動画を作成したスクウェア・エニックスヴィジュアルワークスのチーフクリエイティブディレクター、生守一行さんです。
手がけたシリーズは、FF14、FF13LR、FF13、FF零式、他FFシリーズ、DQVer3.0、他DQシリーズ、ヒットマンアブソリューション、他ヒットマンシリーズ、デウスエクスヒューマンレボリューション、他デウスエクスシリーズ、ドラッグオンドラグーン3、トゥームレイダー、他多数。
FF14は初期の頃から参加してムービーを製作していたとのこと。1.0シリーズ一番最初の過去視OPですね。

全部ぶっ壊して新生を作る、と伝えた時にヴィジュアルワークスのメンバーも盛り上がっていたようで。
生「そうですね。『壊す』っていうことは好きな連中なんで」
吉「盛る盛る」
生「盛り過ぎましたね」
バハの吐くホーミングレーザーのような炎は板野ホニャララ(板野サーカス)みたいな感じにしてくれというオーダーがあったとか。なるほど。

Q:映像はどのような過程で制作されるのですか?
A:まず、字コンテのような指示(吉Pが書くA4用紙3枚くらいのもの)をもらって、それを絵コンテに起こす。
ヴィジュアルワークスの絵コンテは3Dで簡単に動かしてみるとこまでやるVコンテ(プレビズ)だそうですよ。
そこからモデリング、エフェクト、ライティングなどの設計をしながら最終的に組み上げていく。

Q:一本のムービーを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
A:いくつかのラインを平行してはいますが、FF14の場合だと一年くらい
「時代の終焉」トレーラーは初稿の日付が2011年6月だったので、1年2ヶ月くらいかかっている。
内容をよく読むことにまず2ヶ月はかかった。
初めてのPLLをやった頃には既にあのムービーの製作に取り掛かっていた。
今回のHeavensWardのムービーも一年くらいかかっている。

吉田Pとしては、最初あの戦士から竜騎士にジョブチェンジをする場面は凄くこだわっていて、AF1にしたかった。
要は既に持っているはずの鎧にしたかったのだが、ビジュアルワークスは「せっかく作るんだから新しい鎧にしたい!主役なんだから差別化したい!」と二体モデリングを作って「比べてくれ」と持って来た。
プロデューサーとしては新しい鎧を見せたいんだけど、時系列としては行ってから手に入れる物だしなと悩んでいたのだが、絶対その方が主軸として立つし挑戦しがいがあるからと言われてあの装備(AF2)になった。
実際は両方作ったんだけどどっちがいい?とは聞いて来ずに、確信犯的にAF2を使って作業し続けた生守さんw

Q:ムービーを作る際に一番大変だったり、最も時間やコストがかかる部分ってどこですか?
A:ゲームの世界観を壊さずに、なおかついかに拡大化してやるか、中身をしっかり決めるという部分。
労働力としてはキャラクターの動きをつけたりするのが一番時間がかかるが、やはり「何を作るのか」を決める部分が一番大変。
現場のカットシーンを作っている担当が「髪飾りが落ちる場面の位置や向きは揃えたい」と打ち合わせを重ねていた。
あと、生守さんがラウバーンの容姿を物凄くボロボロにしてしまったので、実機のカットシーン側を若干近づける努力をしたりした。
ゲームの表現は限界があるけれども、せっかくヴィジュアルがやるんだから、生身の人間だとこうだからとさらにハイクオリティに膨らませてくれたのは大きなポイント。

吉「どうしたの?」
モ「いえ・・何か・・」
ここでテーブルの上にあったパネルの文字に誤字があったことが発覚。FAINALになっちゃってましたね~w
モ「すいません、吉田執行役員。大変申し訳ございません」

気を取り直して次々。
Q:ムービーを作る際に、生守さんが特にこだわるポイントはどこですか?
A:先程も言った通り、世界観ですね。初めて見る人やゲームプレイをしてて突然見る人達が受け入れやすいような構成をしている。
今回はこんなにいいスクリーンに映していただいたので、長い映像も作りたくなっちゃう。
ただ今回のムービーは家庭のモニタやテレビで視聴してもらうことを前提に作っていたので、大画面に対する構成がちょっと弱かった。
こんなに大きい画面で上映されるのなら、例えばもっと手ブレ感を抑えたりとか、もうちょっと画面を引くなど作り方を変えなければなと思っている。
吉「まあまあでもね、そこで予算持って来られても俺は跳ね返すけどね?」
生「あれ?そうなの?こっそり作るのはダメですか」
吉「こっそりなら大丈夫ですよ。コスト内で、スケジュール内でこっそり作るんだったら大丈夫」(ムチャクチャ言いよるw)
生「じゃあ後で裏でこっそりね」
吉「裏でだったらね。表立ってやるといろいろ言う人がいるから」(世界最高レベルの映像をこっそり作るのか・・)

Q:これまでに手がけた作品の中で思い入れのあるシーンはありますか?
A:旧FF14のOPの戦闘場面で、モンスターに特に指示は無かったんですが、「なんか戦ってる」ということならと自分の好きなモルボルを入れたこと。好き勝手やらせてもらった。
新生だと、ルイゾワは最初名前もふわっとしていたのでコード上は「おじいちゃん」になっていた。なので今回の「Flames of Truth」も「おじいちゃん頑張る編」と呼んでいた。あと「おじいちゃん完結編」。
吉「メールとかでも来るんですよ。『おじいちゃん完結編』の進捗ですが、って」

Q:プロデューサーとしての吉田Pからの注文で「これは・・」とか印象深かったものはありますか?
A:基本的にはあんまり無理を言う方では無いんですが、本当に納品直前に「ドラゴンが違うからちょっと変えてくれ」って言われたのは・・。
生「あれ?締め切りもう数日後?な、何を言っているんだ?」(吉P頭を抱える)
なんとか今回は色を変えることで対応した。テクスチャーをパッと変えると変わるもんでもなくて。
最初はドラゴンの色は白かったので白が映えるように調整をしていたのだが、直前になって「これ違う」って言われても。もらった資料は一年前からこれだよ?みたいな。
モ「吉田さん?色違ったんですか?」
吉「えっ・・・違いました。これには深ーい深ーい海溝よりも深い訳があるんですけど・・」
(以下言い訳)
一年前、開発から生守さんにお渡ししたドラゴンのモデルは一種類しか無かった。設定画だけがあって「とりあえずこれか?」ということで渡した。
その後開発を進め、七大天竜などを作っていたらそのうちの一個とかぶってしまった。
なので最初に公開したティザートレーラーは白い。公開した後「これマズくない?」という話になった。
モ「あれ?じゃあ今公開されているのも?」
吉「差し替えますよ全部」
確かに白から赤っぽいドラゴンに変わってますなw

吉「生守さん見ての通り凄い温和なんですよ。その時だけは止まってましたからね。『えっ色が違うって!?』いや色だけじゃなくてドラゴンも違うんだけど・・」

ルイゾワの十二神立体魔法陣のようなモノが登場してバハムートを封印しようとする場面、吉田Pからの指示は「再封印」としか書いていなかった。
そうしたらエフェクト仮コンテとしてあれが動いて出て来た。
吉「何してんの?って話でした。いや凄いからいいけどって」
指定しすぎないことで、こういう表現はどうだろうとかこういう表現をやってみたいとかも出て来るので、そういう意味ではそこが上手くハマった部分かなと思う。
本当に凄くて、開発スタッフが見ても「えええっ」となる状態でリテイクの出しようが無かった。
何も指定はしてないのだが、十二神の設定も世界観設定通りになっていた。
ヴィジュアルワークスにもFF14プレイヤーが多いんだそうです。あれ、ってことはがっつりレガシーってことだよね。

Q:音や音楽などとの調整は大変なのですか?
A:サウンドとはかなり密に打ち合わせをしてお互い泣いていた。
(ここで祖堅さん登場)

祖「いつもね、大体タバコ部屋で会うんですよ。『どうですか?』って聞いたら『いや冗談じゃないですよ・・』って」
サウンドが大変なのはいつも製作期間が短いこと。でも絵が無いと音がつけられないので。
ヴィジュアルワークスはプレビズとかどんどんくれるのだが、エフェクトがついていないので「竜がわーってっやってるから吠えてるのかな?」と思って翌週見たら「うっわ、やべえ炎吐いてるよ」ということがある。
生守さんとは仕事をする機会が多いので、最近なんとなく「火をつけてくるんじゃないか」というのは分かるようになって来た。

最初光の戦士と竜が出会う時に「戦う」という指示を出していたのだが、期間が短すぎて無理だということで、竜とすれ違うコンテが上がって来た。
だが、そこは一度戦って敵わない相手だということで竜騎士になるストーリーがあるから、やはり戦いは必要だということで最終的にああなった。
吉「だからごめんね。最後そういうしわ寄せが全部(祖堅のところに)行くんだな」
祖「まあね」
オーケストラのエンジニア100人中96人くらいに「非常識なスケジュールですね」と言われた。
曲と映像はお互いある程度長さが決まらないと製作が詰められないのだが、曲が後になることで尺が合わない不都合もある。
吉「でも最後の最後、もうここで押し込まなきゃっていうところで生守さんにその2フレの話(あと2フレーム?伸ばしてくれないかというお願い)をしたら『そんなのいくらでもなんとかするから早くあげて!』って言われてた」

竜騎士の腕装備をガチャンと鳴らすところと、兜を下げるところのSEにはこだわった。
音楽と映像は一度ハリウッドに渡してミックスしてもらうのだが、映画業界の人にはゲームの派手さというのは伝わらないので最終調整をする。
あそこはリアルに音が鳴るのはちょっと違うんだ、マンガ的にわざとその音だけ抜き出したように聞こえるようにしてくれと指示をした。

最後に一言。
祖「極馬のドロップテーブルもう一回確認してもらっていいですかね?」
吉「いや、俺はね、ロット運が悪いの。昨日も立て続けに二頭出たの。極タコで。(ロットの数字が)3、4で」
ドロップしても入手確率は1/8だしね・・ということで見直しがありそうですよ。

生「こんな機会に呼んでいただいてありがとうございます。映像部なのでファンと直接接することって本当に無いので。こんなにいると緊張しちゃうなあと思いながらも皆さん凄い手馴れてるなあというところに感動しました。皆さん、3.0を本当によろしくお願いします」
吉「まぁ生守さんとはね、あと数ヶ月もすれば4.0のムービーどうするみたいな話をね」
生「逆算するとそういうことになりますね」

ムービーの話はエピソードには事欠かないということで、またどこかで特集を設けるようです。楽しみ楽しみ。

ここからは告知コーナーです。
まずはディシディアのアーケード。ヤ・シュトラさんが頑張ってるぞ。

吉「ヤ・シュトラさん今若干行方不明気味ですけれども。旅をして帰って来るのかな?みたいな」

ロケテ(アーケードゲームのβテスト)もありますよ~。

こちらも予約受付中。

エオカフェはメニューも一新されますよ~。新メニューは何かな?

超会議ももうすぐですね。今回はブースを2階建てにしようとしているとかなんとか。
その前に吉Pとモルボルさんはメディアツアーのためにメキシコへ。ちょうど今行ってるみたい。

この出展企業ウォーズでは見事優勝していましたねヽ(・∀・)ノ
ほとんど秋乃さんのトークで勝ったようなもんでしたがw

コスプレコンテストの受付は終了しました。
コスプレイヤーさんって結構準備期間長いと思うのですが、イベント続きだとエントリー大変ですよね。ギャザクラ勢いるかな~?

会場で販売されるHeavensWardのTシャツ。ピンクもあるよ。

非常事態スプリントTシャツとWARTシャツ。
普段使いも出来るようなデザインが今回のコンセプトだそうで、確かに行けそう。
戦士やナイト同様に、暗黒騎士にもタンク専用マウントが来るそうですよ。

タペストリーとクッキーも。

そしてこのHeavensWardのOPムービーがTOHOシネマズのシネアドに決定!
映画が始まる前の予告編で流れるアレですね!ライトちゃんカップルが映画館でいきなりネタバレされちゃったりするわけですね!w
どこでどのくらいの期間上映されるの?というのは後日改めて発表しますとのこと。なんとあの長尺を全部上映するそうです。
これ・・見たいんですよね。近くでもやるなら大画面で見に行っちゃおうかなあ。

TOHOシネマズさんとの打ち合わせでも、サッカーのパブリックビューイングなんかもありますし、今後はゲームイベントに使いませんかというお話があったそうで。
この巨大スクリーンを8枚に分割したりも出来るとか。おお、本当にゲームプレイが出来るのか。

今日は3.0の内容をひと通り紹介したので、今後は各コンテンツに焦点を当てて一つずつ特集していくとのこと。
ということで今回のPLLはこれにて終了です。ありがとうございました。

第20回よしPレターLIVEのおさらい 【3.0ワールドプレミア】 前半

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