どこまで行けるかディープダンジョン　固定PT　どうしても辿り着きたかった場所

※この記事にはディープダンジョン・死者の宮殿のネタバレが含まれております。ご注意ください。

はい、こんにちは(‘▽’)ﾉ
今週はいよいよアーリーアクセスですね！
その前に書き上げたかった記事を一つ。

アルフィノ「長い旅だった・・。失ったものも大きく、辛い旅路だった・・」

というセリフを引用したくなるほどの時間がかかったディープダンジョン。
その旅路の模様をお届けします。

前回180階のベヒーモスで全滅してしまった固定PT、その後も挑戦していましたが、パッチ3.5が来たことによって攻略は中断し、そのまま風化しようとしていました。
時間が合えば行こうかなと思っていたメンバーも多忙になり、偶然時間が合うことなど叶わず、もう紅蓮まで2ヶ月となったある日。
私はメンバーに「きっちり時間調整をするので、もう一度挑戦させてもらえないだろうか？」とお願いしてみることに。
三人共、これからの長い旅路を知りながら、快くOKしてくれました。
使える時間は一週間の中でもほんのわずか。日曜日の工房タイムは削りたくありません。
攻略が終わるごとに、必ず次の一週間分の予定を細かく決め、紅蓮までに200階へ到達するべく進めてゆきました。

攻略スタートです！
前回とロールを一部変更し、私は詩人で挑戦。

一番動きやすい遠隔ということで、アイテム係を担当しました。魔土器を使う役目です。
最後方を進み、爆発にメンバーを巻き込まないよう注意して箱を開け、アイテムを回収します。
150階くらいまでは貯めるのを重視し、使うのは3個以上になった時だけ。
防御強化は、盾→ヒーラー　の優先順位で使い、DPSは使いませんでした。
自己強化は、黒→詩人→盾→ヒーラー　の優先順位。
使う人をマクロで指示し、誤使用を防ぎます。一分一秒を争う場面があるので、チャットを打たなくて済むように確実に指示を出せるマクロは有用。
この他には後方から来る巡回モンスターやミミック発生を知らせるアラートマクロが役に立ちました。

地面が黒いうちは余裕。

この辺りからが本番です。
休憩時に「SSを撮ってもいいですか？」とメンバーが言いました。
じゃあ並んだ方がいいのかな？とか思っていたら。

コレ。
一人でララコンポーズ撮ってたよｗ

白い世界が広がります。ここからは全く油断できません。

むっちゃ狭いよ！
でも転移して一体でも多く倒すべく、大急ぎのマンティコア。
敵の一撃がかなり痛くなるので、マンティコアは盾が担当しています。

とても素敵な雰囲気になっていますが、向こうからやってくるキマイラに捕まる前に逃げようと必死の一枚。

降り積もるのは灰でしょうか。それとも風化した骨なのでしょうか。静まり返った世界でサラサラとそこだけが動いています。

赤の世界。ボスは目前です。

190階。
ゴッドファザーボムで全滅。青の雑魚は倒し、赤の雑魚を弾いてボスに当てるタイプなのですが、なぜか青を倒し切らずに一歩退いてしまいました。
完全に私のミスでした。未だになんでそこでそうしたのか分からない。極度の緊張で動けなくなってしまったんだろうか。

もう本当にショックでショックで・・。
残り日数を考えると、紅蓮までに200階はもう無理かもしれない。
もう一度この同じ距離を走ってくれとなかなか口にできませんでした。
同じとこでまたミスったらどうしようっていう不安もとても凄くて。
でも、リトライする事はみんな即決でした。
「どうしてもクリアしたいんやろ？」って。
聞けば180～200階のどこかで壊滅するのは、どのPTも必ず一度や二度はあるそうで。
じゃあ申し訳ないけれど、もう一度だけお願いします！
行けても行けなくても、紅蓮前に解散にしよう、とは言いました。二つしかないセーブデータと時間をもうこれ以上拘束はできません。

背水の陣を敷いて、再び攻略スタートです。

怒涛の勢いで100階までを駆け抜ける我々。慣れって凄いな。

真剣な攻略ですけれど、合間合間に楽しい会話やSS撮影も素早く挟みつつ。

121階。
魔土器はフル状態を維持。

130階。
ボスのアルファルドはハイドラタイプなので、外周に範囲デバフを捨てて中央を開けておきます。

140階。
ボスのア・プチは中央に移動してからのスクリーム+シャドウフレアをマトモに喰らうと壊滅の恐れアリ。
・・なのですが、クリブ化していると魔法連打でアッサリ沈みます。クリブ強い。使うならココ。

150階。
ボスのティーシポネーはサキュバスタイプなので、ブラッドレインを喰らうと結構痛いみたい。雑魚を素早く倒していれば大丈夫。

160階。
ボスのトーリスリッターは馬タイプ。ランタゲで蹴られます（ノックバック）ので、背後に範囲デバフが無いところで受けましょう。

164階。
そろそろピリッと張り詰めた空気になってきました。
会話はほとんど無くなりますが、お互いの動きやスキルを見ながら連携プレーが続きます。

165階。
とにかく大事なのは無益な戦闘を避けてどんどん進むこと。移動は外周ギリギリを通り、短い距離でもスウィフトソング。
迷いなく、けれど慎重に進まなければならない盾の責任は重大。
よくそんなスピードで進めるもんだ、と盾をやったことのある立場なので惚れ惚れしながら見ておりました。

170階。
ボスのユルングは範囲デバフをボコボコ打ってきます。避ければ大丈夫なのですが、うっかり踏むとほぼ即死。丁寧に。

174階。
動物園と呼ばれるエリアに来ました。ここはゴリラのデバフ攻撃に注意。

174階。
SSを撮れるのは余裕のある敵の時くらいなので、攻略情報としては役に立たないｗ

180階。
ボスのデンダインゾネ（ベヒーモス）は一番緊張するボスではないでしょうか。
残りHP30％を切った辺りでサキュバスを使い、魔法連打です。
エクリプスメテオ時は、盾はインビンシブルなどの防御強化＆削り、ヒーラーは迅速による範囲回復、もう一人のDPSはリミットブレイクと、全員重要な仕事をこなして削り切らねばなりません。
耐えろおおおおおおおおお！

倒しました！！
もう心臓ドコドコドコドコって鳴ってましたよ。本当に怖い。

180階を終えて出た待機場所で、偶然にもメンバーのフレさんPTと遭遇。全く同じペースで進行していたようです。
お互いの幸運を祈りつつ出発。

181～189階は恐怖のキマイラランドです。正式名はディープパレス・ガルム。
雷電と氷結の咆哮はお馴染みで、沈黙止めもできるのですが、連発してきますし当たると即死。（死んだ）
扇状の範囲ブレスも避け易いと油断して当たると即死。（死んだ）
2体以上来た場合は形態変化を使い、全力で倒し切ります。この時は呪印解除も重要。

186階。
そんな恐怖のキマイラ地獄なのに、魔法効果解除無しの時にアイテム使用不可！(ﾟдﾟ)ﾋｲｲｲｲｲｲｲ
ピンチはいくつかありましたが、（当然SSはありませんが）なんとか凌いで駆け抜けました！

190階
ボスのゴッドファザーボムは前回のトラウマボス。
攻略メモを目の前にベッタリ貼って挑みます。
処理は上手く行っていましたが、削りが遅いのでサキュバス指示がありました。
サキュバスなるのはいいけど、こいつの魔法でボムはじけるのか？どうなんだ？5デバフ付けたら即刻変身解除で間に合うか？
とかなり焦って5デバフ付けて解除したらちょうど赤ボム。
でももう一人がすぐ入ってボムをはじいてくれました。ありがとう(´；ω；｀)
その後も赤ボムはDPS二人が駆け寄って確実に処理をするという戦い方で。
ついに倒しました！！

はぁあ、緊張した！！
ここからは未知の領域です。

おお、ファインダー画面が違う。

191～199階はディープパレス・ファハン（アーリマン）に注意。
レベル5デスを使ってくるので、背面や側面に回って避けます。スタンで止められますが、確実に見て避けること。
ディープパレス・ナイトは範囲攻撃をしてくるので近くに寄って。

193階。
とにかく1匹のモンスターのHPが高くなるので時間がかかります。
制限時間との戦いになるので、魔土器もどんどん使っていきます。

195階。
落ち着いてゆっくり戦闘SSを撮りたい風景がいっぱいあるんですが・・ｗ

196階。
ナイトはこいつね。

199階。ついに最後の転移装置が見えました。落ち着いて落ち着いて。

転移した先は200階。

なんだこれ。

遠くに何やら赤い玉が見える。
踏破のアチーブメントが出ました。ようやくクリア・・・？
張り詰めた緊張感がほどけて拍子抜けｗ　いいの？これでいいの？

200階にはボスはおらず、ただただ白い静かな世界が広がっておりました。
そうか、辿り着けたんだ。
ずっとずっと来たかった場所に。

木とベンチ。
他の方のSSで見て憧れた場所。

グループポーズで撮った全景がこちら。意外と広い！

来た道が見えます。長かったなぁ・・。

あ、そうそう、ベンチの上にも登れるよ！

最後に残った魔土器一覧。
呪印解除、サイトロ、マンティコア、魔法効果解除は使い切っています。
敵変化と敵排除を温存し過ぎて怒られましたｗ　これ使ってたらもっと余裕でしたよね（ ´_ゝ`）

クリアアチーブ勲章がついています。

最終セーブデータはこうなりました。チェックマークがつくんだね。

ファイアクレストはイヤリングにしました。こんなの。
物凄く細かいけど、チェーン部分がキューブになっているんです。まさにあの後半の世界。
これ、ずっとミラプリしてお守りにしよう(*´ω`*)

ずっとずっと来たかったのはこの場所だけではありませんでした。
リネ2からずっと知っていたこのメンバーと、一度エンドコンテンツに挑戦してみたかったのです。
でも当時の私は時間もレベルも腕も、何もかもが全然足りず、ただただかけ離れた存在。

カーテは一番古くからのフレンドです。みんとんちゃんよりももっと前だよね。
同じギルドにいたこともありました。
別々の所属になってからも、妙に話が合い、私が行けないエンドコンテンツの話もたくさん聞かせてくれました。
新生で偶然再会した時は嬉しかったなぁ。
自分のできる最大限の動きをすることで、PT貢献を果たすストイックなタイプ。
準備も努力も怠らず、とんでもない火力を叩き出します。
でも他人にできないことを求めたりはせず、初心者がいる場合は何度全滅しても付き合ってくれる聖人。

げむったは盾としても匠としても有名で、リネ2の時の装備製作もずっとお世話になっていた超人。
ギランの相場を動かす男でしたｗ
なぜかオータムナルに参加、同じような思考回路でとてもウマが合います。
昔散々装備を作ってもらったので、今はお返しに何でも製作しています。銘入りの装備を使ってもらえるのが嬉しい。
実は目が6個くらい、手が10本くらいあるんじゃないかと思っていたくらい、PTでは全体を見渡し、スキルの使い方まで指導できる軍師。
私は自分のできてないところをハッキリ指摘してほしいタイプなので、本当に助かりました。
FC運営でも助けられる場面多数、多分ずっと頭が上がりません。

えいみたんは旧版の最後、第七霊災も終わり、ちょこっとだけ追加でワールド解放が行われていた期間にウルダハのエーテライトで出会いました。
なんでそんなに鮮明に覚えているかって？
終わってしまった世界をうろついて、撮り残したSSを撮ったり、やり忘れたクエをやったり、そんなことをしてる暇人は本当に数人だったんですよ。
プレイヤーサーチで7人とか、そんなレベル。
そこで意気投合し、新生で再会し、オータムナルに参加。
ホンワカした雰囲気と脅威のコミュ力が印象的ですが、実は相当腕のいいプレイヤー。
同じ詩人でLv60になった時、同じ蛮神戦に行き、あまりの腕の差に愕然として自分のスキル回しを見直した記憶があります。
この長い旅路も楽しい会話とケアルで和ませ、盛り上げてくれました。

昨晩、ついに死者の宮殿踏破しました！
長かったけどとても楽しかったよ！
一緒に遊んでくれたみんな、ありがとうー！#FF14 pic.twitter.com/pVMY4rDxUD

— 寝速のえいみ (@hapiko_FF14) 2017年6月10日

どうしてもこの人達と一緒にエンドコンテンツを攻略して、その果てにある風景に触れてみたかったのです。
この先何度こんなチャンスがあるか分かりません。
あの時、ただ憧れるだけだった場所へ立ってみたくて。
これが8人PTだったら、きっとスケジュール管理の問題で無理でした。
「4人固定を作った吉田に感謝しろよ」って言われましたね。本当にそう。ありがとうよしだあああああ！！

一緒に旅をしてくれて嬉しかった。
十数年来、ぼんやりと抱えていた夢がひとつ、叶いました。

ありがとう。