はい、こんにちは。
本日はカードゲームコラボを紹介します。
既にかなり話題になっておりますが、あの伝統あるカードゲームのマジック・ザ・ギャザリング(略称:MTG)に、FFシリーズのコラボカードが登場しました。
もちろん、FF14のカードも盛り沢山。
……というか、かなりマニアックな物まで、予想以上にカードが多い!
面白いカードも、素敵な絵柄もいっぱいあって、気になってはいたんですが、なにせ私は全くこのゲームをプレイしたことがありません。
まさにミリしら(1ミリも知らない人)状態。
ぼんやり眺めていましたところ、「一緒にMTGの紹介記事を書かないかい」とお誘いが来ました。
お誘いをくれたのは、LSメンバーでもある、misty。
MTGの大ファンでもあり、他の様々なボドゲにも詳しく、FF14は旧版からずっと共に遊んでいるレガシープレイヤー仲間で、私と同じく世界設定についての細かい話をするのが大好き、というこのコラボを紹介するにはうってつけの人材なのであります。助かる~。
そんなわけで、自己紹介をどうぞ!

のほほん旅日記の読者の皆さん、こんにちは!
非公式アンバサダーで、あるひゃの友人のmistyと申します。
今回は歴史あるTCG(トレーディングカードゲーム)であるMTGと、同じく歴史あるRPGであるFFの記念すべきコラボということで、双方のファンである私としては『何か紹介する活動をしたい!』と思い、あるひゃに相談して、この場をお借りしてMTGの紹介をさせていただけることになりました。
ここではあるひゃのような『MTGを全く知らないFFプレイヤー』向けの、ざっくりとした遊び方の紹介をしますので、少しでも興味を持ってもう少し詳しく知りたくなった方は、ぜひルールの解説をしているサイトにアクセスしたり、実際に遊んで体験したりしてみてくださいね!

よおし、わかんないとこはいろいろ教えてもらおう。
それでは早速、MTGの世界を見てみましょう!
MTGについて
MTGって?
まずは、MTGって何?というところから。
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)は、70か国以上で遊ばれている世界初のトレーディングカードゲームです。(1993年発売開始)
プレイヤーは、プレインズウォーカーという魔法使いとなり、ファンタジー世界の主人公として、呪文を駆使して戦います。
膨大なカードの種類は、なんと1万7千種を超え、その壮大で美しい世界観に魅了されるプレイヤーやコレクターも多く、世界大会も開催されています。
日本語公式サイトはコチラ。

今回のFFコラボ特設サイトはコチラ。

MTGの遊び方
ざっくりとした流れ説明
基本的には、1対1の対戦ゲームです。
MTGでは、プレイヤーがそれぞれ最低60枚で構成されたデッキを用意して闘います。
お互い初期ライフを20点持っており、ターン制で交互にプレイし、先に相手のライフを削り切ると勝利となります!
特殊な勝利条件もありますが、ここでは割愛しますね。
ターンの流れは、詳しく書くと説明が複雑になるため簡略化しますが、概ね以下の通りとなります。
① ターンの最初に山札からカードを1枚引く。
② 「土地」と呼ばれるカードを1枚出す。
③ 「土地」から「マナ」と呼ばれるエネルギーを引き出し、それをコストに様々なカードを唱える。
④ 唱えたカードは、相手プレイヤーにダメージを与えたり、闘いを有利にしたりする。
⑤ することがなくなったらターンを終了し、相手のターンへ。

ふむふむ。交互に呪文を唱えて、相手にダメージを与えるんだね。
基本の形はわりとシンプルかも。
「土地」と「マナ」とは
MTGの世界では、プレイヤーは魔法使いという設定です。
「クリーチャー」を召喚して戦わせたり、「ソーサリー」や「インスタント」といった魔法を発動して戦闘を有利に運ぶことができます。
ただし、魔法の力は無尽蔵に沸いているわけではないので、「土地」から魔法の源である「マナ」を引き出す必要があるのです。
ターンが進めば進むほど、土地の数が増えていって、強力な魔法を使ったり、一度に沢山のカードを使って怒涛の攻撃を仕掛けたりすることができるようになります!

後半になるほど、魔法合戦がド派手になるイメージかな?
カッコ良さそう!
MTGの魅力
MTGの最大の面白みは「相手のターンにもアクションできる」という点です。
相手のターンには何もできないカードゲームも多いですが、MTGでは「相手のターン中に魔法を唱えて、プランを妨害する」ということができます。
もちろん、使うまではどんなカードを持っているかお互い分かりませんので、相手が未使用の手札や土地を残している間は、たとえ自分のターンだったとしても油断できないわけです。
また、妨害する呪文を唱えられたとして、それに対応して別の妨害呪文を唱えることもできます。
ゲームが進んでいくと、時には妨害のし合いで、呪文合戦になることもあります。
そういったことから、MTGでは心理戦が非常に発生しやすく、読み合いによる駆け引きが、ゲームの大きな楽しさのひとつとなっています。

えー、途中で呪文合戦になったりするの!?
まさにリアルタイムな魔法戦だ。
大会の実況解説が盛り上がりそう!
MTG FF14コラボカードの紹介
それではいよいよ、今回のFFコラボカードの紹介に移りましょう。
歴代FFのカードが盛り沢山ですから、あれもこれも紹介したいのですが、ここではFF14関連のカードに絞ります。
それでもここで紹介できるのは、極々一部。
気になった方はぜひぜひ、公式サイトでじっくりとご覧くださいね。
FFコラボカードのうち、FF14カードの一覧はコチラからどうぞ。
カード情報の見方はコチラ。

※注意※
カード中央右に描かれているマークによって、使えるフォーマット(試合の形式)が変わりますのでご注意ください。
FF+クリスタルのマーク:スタンダードを含む、ほぼ全てのフォーマットで使える。初心者向け。
チョコボのマーク:統率者戦用のカード。中・上級者向け。
マーク無し:継承史カード。カードによって、使えるフォーマットが変わる。中・上級者向け。
あるひゃの気になるカード紹介

まずは私の気になるカード紹介から。
カードの能力やそこに込められた意味に関しては、mistyが解説してくれますよ。
暁のカード
英雄

英雄(ヒカセン)のカードは他にもいろんな種族の物があるね。
なんだか他のカードと比べると、ステータスが何もなくてシンプルだなぁ。

これは「トークン」というタイプのカードなんですけど、カードの能力や効果によって一時的に生成されるものです。
今回は「ジョブ選択」という能力をもった装備品のカードが多数追加されているんだけど、それによってこのトークンが生み出されて、更にその装備を英雄に装備することができます。
アーマリーシステムが再現されているようなメカニズムで、ヒカセンとしては気分がアガりますね!

そうなんだ! よく考えられてるなー!
タタル・タル

タタルさんと言えば、いつもお洋服をくれるイメージ。
裁縫師だし、お花とかファットキャットとかお金とか裁ち鋏とか、かなり細かいところまで描かれてる。

プレゼントの包装紙の柄がサボテンダーになってるの、めっちゃエモくないですか?
2番目の能力で生まれる「宝物・トークン」は、使い捨てなんですが、使うと好きな色のマナを1点生み出せるサポートカードです。
1番目の能力によって、出た時に相手も1枚引くことができますが、相手からすると、引いた場合2番目の能力が発動して宝物トークンを生ませてしまうので、悩みどころですね。
アリゼー・ルヴェユール

アリゼーカッコイイ! 目がいいよ目が。
アルフィノとの共闘ができるのいいね。

ちなみにアルフィノは「2つ目の呪文を唱えるとカードを1枚引く」能力を持っているので、アリゼーの連続魔とめちゃくちゃ相性良いですね。 さすが双子。
時空を渡りし者、グ・ラハ・ティア

鮮やかなカード。華がある。
種族「猫」はじわじわ来るな。
シャーレアンのエーテライト前で変な門開いたらあかんけど。

種族は元々MTGに存在する種族から割り当てられてるから、文字面がなかなか面白いね。
能力は漆黒のグラハを忠実に再現していて、めちゃくちゃエモい!
ライフを犠牲にして払えば払うほど、呼び出した英雄をムキムキにできるので、漆黒での彼を思い出して涙腺が緩みます。

そこまで忠実に再現されているとは……。
さっきから思ってたんだけど、制作スタッフの原作理解度が尋常じゃない。
ルイゾワの献身

やはりレガシープレイヤーとしては、ルイゾワ様のカードを入れてくれてありがとうと言いたい。
セリフがアリゼーなのもしみじみ。

能力とアート的に、これは「Flames of Truth」の時のルイゾワを再現していそうですね。
「打ち消す」というのは、唱えられた呪文に対応して発動すると、実行される前に中断させる効果があります。
クリーチャー呪文を対象にできないあたり、バハムートを完全に滅ぼせないという哀愁が感じられて、これまたホロリ。
古代人のカード
星の意思、ヴェーネス

ヴェーネスの試練の辺りかな?
英雄の分断っていうのが気になる。

これ和訳されているから分からなかったんですけど、英語版のカードを見たら「Hero’s Sundering」となっていたので、極ハイデリンのタンク強攻撃「ヘロイスサンダリング」のことですね!(「ヘロイス」はラテン語で「英雄」の意。ヴェーネス関連でよく使われる単語)
「追放する」とは除去効果の一種で、ゲームから除外してしまう強力な効果です。 条件を満たすとハイデリンに変身するのですが、そちらはクリーチャー1体に光の加護を与える能力を持っています。 付与対象が伝説のクリーチャーだった場合、カードを1枚ドローできるおまけ付きというところが、ヒカセンを想うハイデリンの心がひしひしと伝わってきますね……。

なるほど。ハイデリンへの変身を表していたんだね。
説明を聞くと、より彼女の愛情を感じられて良いなぁ。
第三の座、エメトセルク

エメトセルクのカードは他にもあるんだけど、ちょっと憂いを帯びたこの絵がツボ。

アートに色気がありすぎて、全国のエメおじファンが昇天しちゃうよこんなん。
2番目の能力によって、一度使った魔法を再利用できる訳ですが、1番目の能力によって唱えるコストを下げれるのでお得に使えます。ただし、再利用したものは今度は追放してしまうので、同じカードを何度も再利用はできないですね。
他バージョンのエメトセルクもそうですが、墓地に関連する能力を持っているので、亡き古代人を憂うハーデスたる彼にぴったりですね……。
ちなみに彼に与えられたサブタイプの「エルダー」ですが、MTGでは偉大な存在に付けられています。アシエンの中でもオリジナルである、彼の特別な立ち位置が再現されていて、これまたエモいですね……。

古代人に冠されている「エルダー」にはちゃんと敬意が表現されていたんだね。
素晴らしいなあ。
エルピスの所長、ヘルメス

ヘルメスとメーティオンの絵が美しくも優しい。
「鳥で攻撃する」えっ!?

「占術」は、書いてある数字の分だけ、デッキの上からカード内容を見て、デッキの下に送るかどうかを選べます。
彼の場合「占術2」なので、鳥で攻撃するとデッキの上の2枚を見て、デッキの下に送るか選べますね。
実はFFセットには、チョコボ関係のカードが軒並み「鳥」のサブタイプを持っていたり、それに関係するシナジーを持っているので、今回注目されていますね。
鳥デッキが早速組まれたりしているので、見かける機会もあるかもしれないです。

ほほー。鳥が意外と重要なんだ。さすがFFのチョコボだね。
NPCのカード
プロパガンダ

この場面にプロパガンダ(政治的な普及活動・宣伝)って命名しているのがクール。
アルフィノの表情が読み取れないのも良い。
元々のMTGにもプロパガンダっていうカードがあるんだね。

元はむっちゃ古いカードなので、かなりマニアックですね!
相手の攻撃にコストの支払いを要求するカードで、動きをだいぶ制限できます。
ちゃんと背景にユユハセくんも描かれているのが細かいですね。

ほんまや、おるわ。
崇高な天啓

二人でコーヒークッキー食べてるー!
という記憶のクリスタルを破壊しようとしているところだな。

これも過去カードの再録ですね。
コストは重いですが、4つの能力を好きな組み合わせで発動できるので、柔軟性が高いです。
このカードに、尊かったはずの思い出を破壊しようとするシーンを当てるあたりが、ガイアの苦悩を感じられてイイですね……。

そこまで読み取れるのも凄いのよ。
新生エオルゼア

新生エオルゼア、他の絵柄もあるんだけど、オノ・タコさんのこのデザインがバランス良くてとても好き。

効果にある「パーマネント」というのは、『場に出ているカードの総称』です。
クリーチャーとか土地とかエンチャントとかですね。
コストは重いですが効果は強烈なので、悪さできそうな見た目をしてますね。
オノ・タコさんは、浮世絵風のアートを描くイラストレーターさんで、今回は他にもFF16のアルテマなど、いくつかのアートも担当されています。絵のタッチが好みだなぁ。

盟主三人で新しい時代を切り開く、というのがカードでちゃんと表現されているわけか。
異邦の詩人

まさかの詩人さんまでカードになっちゃった。
あんたが究極幻想使うんかい。
なんか強そうなことが書いてある気がするよ。

初発表のときに噴き出しました。
しかも能力がメジャーなデッキにめちゃくちゃマッチしていて、いまFFセットの中でもかなり注目されているカードで、その流れで二度噴きました。
14ミリしらMTG勢に「このカードの元ネタなに?」って聞かれたら、どう答えようか悩みますね……。

そんなに注目されてるの!?
確かに説明しづらいな。
現世と幻想を行き来する存在。
友好部族・モンスターのカード
ナマズオ族の商人

「魚・市民」がいいな。
諜報を行うとか書いてるし、これはメインクエに出てきたギョドウかな?

「諜報」は画像にも説明がありますが、数字の分だけカードの上から内容を確認して、それを墓地に捨てるかどうか選べます。前述の「占術」にちょっと似てますね。
エメトセルクのように、墓地を利用するカードもあるので、そういったデッキの場合は、「占術」よりも「諜報」のほうが重宝します。ふざけて韻を踏んでみました。
ロケーションが気になったので、紅蓮エリアをうろついてみたのですが、これはドーロ・イローで働くナマズオをモデルにしていますね。
法被とねじり鉢巻きを身に着けているのと、マットや壺といった小物が、実際のゲーム内にもありました。

そうか、ドーロ・イロー!
意外とナマズオ、戦略家なのね。
命運の核心

ファンタジー映えする名場面。ここ選んでくれてありがとう!という気持ち。
とにかくクリーチャーを破壊しちゃうニーズヘッグが強い。

これも再録カードの1つなのですが、元のカードも「ドラゴン」がフューチャーされた話で登場したカードでして、イラストは同じように、偉大なドラゴンが闘っているというアートになっています。
全く別の作品で、しかも新規カードではないからこのシーン用に開発されたものではないはずなのに、関連性を見つけてくるのが凄いと思います。

へえええ、凄い!
殺し

エッダちゃん登場しちゃったよ。
チョコボマークまで黒い。

このマークは「エキスパンション・シンボル」と呼ばれるもので、どのパックのカードなのかを判別するためのものになります。
そして色がカードのレア度を表していて、「黒=コモン」「銀=アンコモン」「金=レア」「橙=神話レア」という規則になっています。
よって、このデザインで黒いマークなのはたまたまなんですが、妙にシーンとマッチしていて面白いですね。
コストはちょっと重いですが、ライフを犠牲にして唱えることも可能なので、相手に不意打ちをかますことができます。
自己犠牲を伴う能力が、実に黒のカードっぽいですね~。

なるほど。説明とても助かります。
不意打ちで驚かすのもエッダちゃんぽいね。
こんなものまであるんかい、なカード
白聖石

白聖石がカードになるとは。
しかもこの場面、このセリフ。
ガチヒカセン過ぎませんか。

今回のセットを見ていてつくづく思うんですが、どうやらウィザーズ社には、熱心な14マニアの方がいるようですね……。
場に出た時に、相手のパーマネントを1つ封印する能力が、実に白聖石らしいですね。
この手の能力のカードとしては若干コストが重いのですが、その代わり、場にある間もマナを生み出すことができるのが偉いですね。

「尊い犠牲=コストの重さ」、「白聖石に溜め込まれたエーテル=マナ」と表現されているわけか。
いやはや……。
領事の権限

ヨツユとグリーンワートの体格差バランスがいいな。
踏みつける前かしら、後かしら。
背景からするとイサリ村だよね。

ご推察のとおり、イサリ村が舞台かと思います。ヨツユ結構好きなので、このシーンが来るのは胸アツですね!
置いておくと、相手のクリーチャーを一時的に殴れなくしたり、ライフを回復したりするので、特に小物クリーチャーを並べまくるタイプのデッキに非常に刺さります。
最近再録されたばかりというのもあって、ちょこちょこスタンダードでも見かけますよ。

自分は派手に踏みつけておいて、相手には殴れなくするんだ……。ヨツユっぽい。
小物クリーチャーってグリーンワートの事ですか。
黒魔紋の力

魔紋までカードになるの?と思ったけれど、使い勝手は良さそう。
絆魂ってなんだろう。

「絆魂(はんこん)」は、この能力を持っているクリーチャーが、何かしらにダメージを与えた時に、与えた分のダメージだけプレイヤーのライフを回復することができる能力です。
このカードで言うと、使ったターン限定ではありますが、自分のウィザード全てを少し強化した上に絆魂も付与するので、一気にライフ回復を狙えそうですね。
FFセットには、1番目の能力のようなウィザード・クリーチャー・トークンを生成するカードが多数収録されています。
これらは、クリーチャー以外の呪文を唱えた時にダメージを飛ばすことができるので、これらを並べまくった上で黒魔紋を使って集団でダメージを飛ばし、しかも殴ってライフも回復できちゃう……といったプレイも可能です。

なるほどー。絆魂いいな。
派手な魔法合戦に使えそうだね!
秘儀の印鑑

アゼムのクリスタルだー!
手袋の色とのコントラストが希望を感じて美しいよね。

「統率者」は、「統率者戦」というルールで適用される専用クリーチャーを指します。
この解説は長くなっちゃうのでここでは割愛しますけれども、要するに統率者やそれと同じ色のカードを唱えやすくするための、マナサポートカードだと思ってください。
そんなことより、このアートの美しさと言ったら!革手袋が、アゼムのクリスタルによって仄かに照らされて、皺がぼんやり見える緻密な描き込み、ヤバくないですか??
背景から察するに、WoL戦の直前のシーンだと思うのですが、確認するために紀行録を漁っていたら、あの辺のシーンはエモすぎて死にました。
エリディブスファンは「灯の燼滅」というカードのアートもヤバすぎるので、検索してみてください。これは、ショップのイベント限定プロモカードなので、簡単には入手できないですが……。

ここ↓に載ってるカードだね!
これは泣けちゃう。

伝説の秘宝

おおおお……。
エドモンさんが書いた本によって、伝説となったのか……。

これ自体もマナを生み出せるアーティファクトですが、更に、伝説のクリーチャーを行動できなくさせる代わりに、マナを増やすことができます。
1番目の能力はコストの関係で、基本ターンに1回しか起動できませんが、2番目の能力は、伝説のクリーチャーがいればいるほど起動できるので、伝説が山ほど収録されているFFセットにはもってこいの効果ですね。
犠牲を払ってサポートする雰囲気も、命を賭してヒカセンを守り抜いたオルシュファンに通ずるものが感じられてイイですね……!
伝説たちの秘本

クロちゃんの空想帳!
詩学だの天文だの因果だの、トームストーンも散らばってる。
そしてやっぱりシールはちゃんと貼れてないしw

またも「統率者」のワードが出てきましたね。
統率者はたとえ破壊されても、マナさえ払えば何度でも呼び出せる特別仕様なので、攻撃できなかったとしても、ページ・カウンターはある程度増やせそうです。
ただ統率者は、呼び出す度にコストが重くなる仕様なので、コストの軽いクリーチャーを設定するか、除去対策をしていないと、カウンターが増えなくてなかなか扱いが難しいかもしれません。
アートでは3ラインの大チャンスになってますが、これシールが7枚なのに右上のシールのカウントが「6/9」になっているのでズルいですね。右下にスプリガンイヤリングが転がっているのも芸が細かい。

シールカウントほんとだ。
土地のカード
知の都、シャーレアン

土地のカードも風景好きにとってはいいカードが多いんよね。
魔とか闇とかの暗めなカードが多い中、目を引くのはシャーレアンの美しさでした。

MTGの色にはイメージというものがあるんですが、青白カラーにシャーレアンをあてたのは、文句なしの解釈一致です。
俗に「アゾリウス」と呼ばれることがあるカラーの組み合わせなのですが、これはMTGに出てきた、同名同色のギルドの名から取っています。そしてその「アゾリウス」は法律を作り整備しているギルドなので、なんだかシャーレアンと通ずるものがありますね。
光影の交錯

これ一枚で漆黒の序盤を表す凄さよ。
タロットカードとかになりそう。

漆黒のテーマとなる「光と闇」を白黒土地にあてた、グッドデザイン賞を受賞できそうな土地です。
場面的に、夜空が見えているので、ホルミンスターをクリアして天を切り裂いた直後みたいですね。
条件を満たせばすぐに使用できる土地ですが、代償として手札を1枚晒すことになってしまうのでご注意ください。
2色土地は土地として強い分、デメリットが付いていることも多いんですよね~。

メリット・デメリットの2面性があるのも、カードにふさわしく思えるね。
mistyの気になるカード紹介

では私からも気になるカードの紹介を。
ヤ・シュトラ・ルル

まずはこちらのヤ・シュトラ。なんとアートが、14のアートも手掛ける茂木さんが担当しているんですよ!
こういう、FFのアーティストも参戦しているというのは、コラボ感が非常に出てめちゃくちゃ良いですね。
能力はだいぶトリッキーなんですが、自分の終了ステップ時に、自分のクリーチャーを追放した上でまた場に戻すという行為をします。
その後に終了ステップを増やすので、もう1回だけ同じことをします。
これはどういうことなのかというと、場に出た時に発動する効果を持っているクリーチャーが存在するので、その効果を何度も発動できるんですね。他にも、嫌な効果があるエンチャントを付けられていたら引っぺがすこともできます。
終了ステップ開始時に発動する能力を持つクリーチャーが他にもいれば、それも2回発動できますね。
これ単体だと意味を成さないので、他のカードを組み合わせるコンボ系のデッキで真価を発揮しそうです。

終了ステップ時にいろいろ仕掛けてくるから、「アジントタ……よい夜を」なんだな。
「あとは安らかにお眠りなさい」ってことね。
ストールのもふもふが、実に毛皮っぽいもふもふでイイ。
時を越えた探索

これは再録カードなんですが、強いので今も採用されることが多いカードです。
コストは重いですが、「探査」能力によって、墓地にカードがあればコストの替わりにして軽く唱えることが可能です。
デッキの上を見れるカードは色々ありますが、7枚も見れるのはかなり強い部類ですね。
何よりこのアートが最高です! このカード名を表現するのに、これ以上適したシーンがありますか?!

このアートは私もハッとした。
本当に時を越えて遠くまで見通せるようなカードなんだね。
古代魔法「アルテマ」

場のクリーチャーを一掃する効果を俗に「リセット」と呼ぶのですが、その部類のカードになります。
ターンが強制終了してしまいますが、クリーチャーだけでなく、アーティファクトも破壊できるのが強いですね。
アーティファクトをリセットするカードは滅多にないので、重宝するかも……。
アートは、アルテマウェポンがアルテマを放つシーンですね。ラハブレアの声マネしながら出したいですね。

わーい、やってやって。

_人人人人人人人_
> 究極魔法 <
> アルテマァ!!<
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
サブクエスト:カードコレクション

カード集めに勤しんでいる時の姿ですね。
雰囲気的に、ゴールドソーサーのカードスクウェアがモデルですかね?

大会開催中って言ってるし、それっぽいよね。
ファットキャットが紛れ込んでおるな。

表面はそこまで特筆するほど強くはないんですが、2番目の能力で、条件を満たすとひっくり返りまして……

なんと、漆黒までのカードをコンプリートするともらえるマウントになりました。

そんなのあり??????

これまた凄く強力ってわけではないんですが……。
アートを見てください。 守りたくないですか?この笑顔。

ホント、いい笑顔。
ゴールドソーサーを飛び出して、サゴリー砂漠に行っちゃった。
以上、極々一部ではありますが、我々二人のお気に入りカードの紹介でした。
MTGを始めたくなったら

いやー、本当にたくさんのFF14カードが入ってるね。
デザインのいいカードがめちゃめちゃいっぱいあって、しかもFFなら馴染み深いから、MTG始めたくなっちゃう。
でも公式サイトを見ても、セットがいっぱいあって、どれを選んだらいいかわかんないな。

MTGは様々な販売方法がある上に、カードもバージョン違いが散見され、初心者を惑わす要素のひとつになっています。
買い物に迷わぬよう、各商品の特徴を解説しましょう。

① プレイ・ブースター
基本のパック。とりあえず迷ったらコレ。
14枚のカード+特殊なカード(アートだけ描いてあるコレクションカードかトークンのカード)1枚が封入されています。
30パック入ったBOX単位で買う人も珍しくないし、それに特典も付いてたりするのでなかなか夢のある買い方。
② コレクター・ブースター
①よりも高価なパック。
フォイル仕様(いわゆるキラカード)のカードや、特殊アートのカードがもりもり入って15枚+特殊カード1枚入り。
こちらのBOXは12パックと、①よりも少ない。
アート違いで、特にフォイルは高値が付きやすいので、これもかなり夢のある買い方。
今回の目玉である「シリアルナンバー入りの金のチョコボ」は、ナンバーが77までしかないとんでもない価値のカードですが、英語版のコレクター・ブースターからしか出ないので要注意。でも77枚しか無いので、すぐに出切ってしまうかも……。
③ スターターキット
これからMTGを始める人向けの、構築済みデッキ2種が封入されている。
また、同じデッキをMTGアリーナでアンロックできるコードも入っており、紙版・デジタル版ともに入門にもってこい。
④ 統率者デッキ
統率者戦用の構築済みデッキ。
4種類存在するけども、殆どのカードはスタンダードで使用できないので、初心者は要注意。
統率者戦は特殊なルールなため、そういう意味でも慣れた人向け。
⑤ コレクター版統率者デッキ
④の豪華版。
全カードがサージ・フォイルという、光沢が波打っているように見えるフォイル仕様になっている。
⑥ バンドル
いくつかの商品がセットになった、オトクな商品。
ただし日本語版は存在しないため注意。
内容物は「プレイ・ブースターx9」「フォイル版の拡張アート版カードx2」「土地がいっぱい」「ライフカウンター」。
⑦ ギフトバンドル
⑥の豪華版。贈り物に最適。
こちらも日本語版は存在しません。発売日が他のものより遅いので注意!
内容物は⑥のものに加えて「コレクター・ブースターx1」が追加。
ライフカウンターのデザインもクリスタル仕様に。
⑧ プレリリース・パック
発売前のプレリリース期間中にのみ販売される商品。
内容物は「プレイ・ブースターx6」「プレリリース・カードx1」「ライフカウンター」。
プレリリース・カードは、これでしか手に入らない特殊なプロモカード。

ホントにいっぱい種類ある……。
名前から行くとスターターキット?と思っていたけれど、基本はプレイ・ブースターなんだね。

スターターキットは手っ取り早く始められるので、初心者には非常におすすめではあります。
ただ、人気すぎるのか、現状在庫が品薄で、果たして手に入るかどうか……。
カードはFF7がテーマになっているので『色んなシリーズのカードを見たい!』というFFファンや『自分で集めたカードでデッキを組みたい!』という方は、比較的入手しやすいであろうプレイ・ブースターを手に取るのが良いかもしれません。
やっぱりTCGは、パック剥くワクワク感があってナンボですしね。
※追記※
プレイ・ブースター、統率者デッキ、スターターキットは、追加生産が決定しています。
2025年夏以降から、順次再販売を予定。
参考までに、スターターキットの内容はコチラ。


結構いいお値段がするんだな……。
カードを買わなくても、ちょっとお試しで遊んだりできたらいいんだけど、そんな場所あるかな?
お、公式から近くの店舗を検索できたりするのね。
初心者向けの体験会やイベントもたくさん開催されているんだね。



他にも『いきなりリアルイベントに行くのはちょっと……』とか『ハマるとお金が掛かりそうで買いにいくのはなぁ……』と、二の足を踏む方もいるかと思います。
そんなあなたにオススメなのが「MTGアリーナ」という、公式が運営しているMTGのデジタル版です。
PC版は公式クライアントを始め「steam」「Epicgames」といったプラットフォームもサポートしていますし、モバイルでも出来ちゃいますよ!
基本プレイ無料で、シーズンのバトルパスなどの課金要素もありますが、ゆるく遊ぶなら無課金プレイでもそれなりに遊べる印象です。
かくいう私も、本当は紙版もやりたいんですが、如何せん多趣味なので……。主にデジタル版で遊んでますよ。
チュートリアルもそれなりにありますので、とりあえず試しに始めてみるのもオススメです。

デジタル版もあるんだ!
FF14プレイヤーなら、そちらの方が入りやすそうだね。

最後に

本日はMTGのFFコラボカードのうち、FF14のお気に入りカードを紹介しました。
どれもアートの素晴らしさだけではなく、世界設定を盛り込んだカードの仕様になっていて、制作スタッフの本気度には驚かされるばかり。

開発期間に5年も掛けてるって話ですからね……。
ここで紹介した何倍もカードが存在するので、毎日情報を追うのも一苦労でした。
大きな情報公開が行われる「デビュー・ショーケース」という公式配信もリアタイで観ていたんですが、14のカード紹介のコーナーに入る時に、歓声がとても大きかったのが印象的でした。
やっぱり世界規模のタイトルなんだなぁ……と実感がすごく沸いて、なんだか嬉しくなったのをよく覚えています。
もちろん、14以外のカードも魅力的なものが沢山ありますので、皆さんもぜひお気に入りのカードや思い入れのあるカードを探してみてくださいね。

ただデザインが素敵だなと思って見ていたカードなんだけど、mistyに教えてもらったら、見える景色や意味が何倍も広がった気がします。
ミリしらのはずなのに、凄く楽しかったー!
(なんなら全部のカードを語ってほしいくらい)
本当にどうもありがとう!
皆さんも、素敵なカードとの出会いがありますように!
本記事は、ファンコンテンツポリシーに基づき許可された非公式ファンコンテンツです。ウィザーズ社による承認/推奨は受けていません。使用されている素材の一部はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の所有物です。
©Wizards of the Coast LLC
コメント
まさしくこのコラボでMTGデビューした夫がこの記事を読んでいて覗いたところ、あるひゃさんのブログだ!と懐かしくなりついコメントにお邪魔しました。
たっくさんの14の出来事や人物がカードになっているのだなと、記事を読んでいて懐かしく&楽しかったです。
>夏白菊さん
なっちゃん!!!!
ようこそようこそお久しぶりです! 嬉しいなー!
やはりこのコラボでやってみようというプレイヤーさんも多いのですね。
多くの方が紹介していたり挑戦していたりで、ビッグコラボなんだなあと驚いています。
今までのFF14の歴史が全部、一枚一枚に丁寧に編み込まれていて、素晴らしい完成度ですよ!
ぜひまた読みに来てねー!ありがとう!\(ΦωΦ*)/