テクテクテクテクで日本地図を塗りつぶすのだ

はい、こんにちは。
今日は、最近ハマっているアプリのお話。

 

子供の頃、塗り絵が好きだった。
絵を描くのが好きだったのではない。
決められた区画を塗りつぶすのが好きだったのだ。

ジグソーパズルも好きだった。2000ピースまで繰り返しやっていた。
少しずつ絵や図が完成していく様が好きだった。

ゲームではもちろんファイナルファンタジーシリーズに夢中になったが、それとは別にルーチン作業のようにやってしまうミニゲームというものが、誰しもあったろう。
マインスイーパーとかソリティアとか。
私はさめがめだった。Macだったので「まきがめ」だ。その中の極小コマで行う「こめがめ」にどハマリした。
興味がある人はググってドン引きしてほしい。

 

そんなこんなで地図が好きになり、空間図形が好きになった。
地図に関わる仕事にちょこっとだけ携わったこともある。

「地図を塗りたい」というのは昔からの夢の一つだ。
ただ塗るのではない。自分が行った土地を塗って埋めていく。
RPGで一番好きな作業は、自分の歩いたマップが開けていくオートマッピングなのだ。

できれば、リアルの地図でも、これを楽しみたい。
リアルオートマッピングを楽しめるゲームやアプリを探して、昔からあれこれネットの海を彷徨っていた。
「国盗り合戦」「Ingress」「ポケモンGO」も齧ってみた。
サイクリング用のアプリもいろいろ試してみた。
そして、ここに辿り着いた。

歩いて目撃。そして、戦う。「テクテクテクテク」公式サイト

 

どうやらドワンゴがなんか始めたらしい。
ポケGOっぽい奴かな?
自分の歩いた場所の街区を塗りつぶせるようだ。モンスターも出没するらしい。ふんふん。

これは、愛知県の刈谷サービスエリア。塗った場所だけ鮮やかに色がつく。
水色の○が自分の周辺街区を探知するサークル。

この手のアプリで、ある程度まで進めて立ちはだかる壁がある。
「自分の行動範囲しか塗れない」という問題だ。
大体これで挫折して終わってしまうことが多いのだが、テクテクテクテクは2つの優れた解決策があった。

それが「予約ぬり」と「となりぬり」。

予約ぬり」は、アプリを立ち上げたまま移動すれば、その場でタップしなくても後で経路を辿って塗ることができるという機能。
これにより、歩きスマホをしなくても良くなったのだ。カバンの中に入れておくだけでよい。
スマホを開く必要が無いから、運転しながらでも、自転車に乗りながらでも、位置情報を記録することができる。安全である。
設定で、自動シャットダウンしないようにしておく必要はある。バッテリーも食う。
しかし、安全に効率よく塗ることができるのは、本当に待ちに待った機能だった。
しかも、新幹線や高速道路など、高速での移動にも対応して、きちんと正確な位置情報が取れている。飛行機でも行けるらしい。
時折位置ズレがあるが、これまでの各アプリに比べれば愛嬌程度のものである。

となりぬり」は塗り終えた隣の街区も塗れる機能だ。
このように隣の街区が水色で表示される。
これによって、私有地のような立ち入りができない場所でも塗れるようになったし、塗ったところを辿って、遠くの市区町村まで塗りつぶせるようになった。
アプリの中でも旅ができるようになったのだ。

 

気軽に始めたテクテクテクテクだったが、想像していたよりも遥かに、私は地図を塗ること自体が好きだった。
1つの街区を塗りつぶすと色は黄色に変化し、ボーナスポイントをもらうことができる。
これによってさらにとなりぬりが加速する。
従って、狭い街区を優先して塗りつぶすと、早い段階でボーナスを大量に得やすい。
名古屋市で言えば、この中心部の辺りがオススメ。郊外の住宅地などは街区が広くなってしまう。

現状では、となりぬりで辿り着けない場所もある。
ランクアップ、もしくはアイテムを消費して、探知できるサークルの半径を大きくするか、現地へ行って塗るか、それでも行けない離島などは諦めるしかない。
ただ、ここはいずれバージョンアップで改善されるようだから、それまで待とうかなといったところ。

これは鶴舞公園の隣のエリアだが、太い高速が邪魔をして中央が聖地になってしまっている。お花見ついでに行こうかな。

 

遠くの地域へ、フェリー航路を伝って一気に飛ぶこともできる。

ここは仙台へのフェリーが出ている、名古屋市港区空見町。

100%にする必要があるのかどうかはわからないが、満を持して臨む。

特にアナウンスが出るわけでもないので、半信半疑で宮城県のマップに移動してみると…。

確かにフェリー乗り場がとなりぬりできるようになっていた!
ここから宮城県へと版図を広げることができるわけだ。

 

とまあ、こんなふうに、日々地図を塗ることが楽しくてしょうがない。
自転車に乗るのも趣味なので、名古屋市のあちこちを塗りつぶして走っている。
名古屋市は塗りつぶすには広いため、となりぬりで周辺市区町村の狭いところも狙い始めた。

今度、法事で関西へ帰省するため、京都と大阪も塗ることができそうだ。
京都は狭い街区が多く、一気に大量のボーナスを獲得できるため、テクテクプレイヤーの間ではボーナスステージと呼ばれる聖地なのである。
楽しみだ…。うふふふふ(*´ω`*)

 

あ、そうそう、テクテクテクテクはRPGなので、モンスターとのバトルもあるし、装備やレベルアップもある。
ソシャゲっぽく、ちょいちょいイベントもやっているようだ。

が、地図に魅入られた人々がひたすらに地図を塗るアプリ、が本質だと思っている。
塗り始めてすぐ、この広い日本の街区を全部塗ろう、ということがどれほどの狂気かわかったし、伊能忠敬とんでもないな、とも思った。

万人にオススメできるゲームアプリではない。Twitterで上げてみたって、ほとんど誰も食いつかない。
ただ、私同様、地図を塗りたくてしょうがなかった人には、「もうこれしかない!」くらいの勢いでオススメしたい、そんなゲームアプリである。

遠出をすることが幸せになる。もう1街区向こうまで足を伸ばそうかなと思う。
山間部の広大な敷地をワンタップで塗る瞬間のゾクゾクは麻薬である。あれはヤバイ。
私が全国踏破できる日は来るのだろうか。

 

※追記※
2019年6月に惜しまれながらもサービスを終了してしまった『テクテクテクテク』だったが、2020年7月に『テクテクライフ』として復活の狼煙を上げた。
地図ぬりに特化するという、私が一番願っていた方向への新生だ。
とてもとても応援している。頑張ってほしい。また地図をぬりに出かけるぞ。

テクテクライフ公式サイト
スマートフォン向け位置情報ゲーム「テクテクライフ」の公式ホームページです。iOS/Androidで配信中!

©カラー
©2018 SACHIKO PROMOTION,INC.
TM & © TOHO CO., LTD.
©HimeHinaProject
©DWANGO Co., Ltd.

©テクテクライフ

コメント

  1. ザッシュ より:

    テクテクテクテク、僕の身の回りではやってる人多いですね。
    自転車乗りとかバイク乗りとか多いもので。
    評判いいのでやってみたくはあるんですが、スマートデバイス持っていないもので。

    散歩の習慣付けるにはよさそうなアプリですよねー。

    • あるひゃ より:

      >ザッシュさん
      安全だというのが大きいですねー。
      自転車乗り・バイク乗り・営業車の人にはオススメ。
      散歩の範囲も広がりそうです。

  2. キャス・コッチャ より:

    こめがめをググってみました。画面いっぱいにこんなん出たら気が狂いそうw

    これはただ歩くより楽しみ増えそうだね。自転車や車、飛行機までおっけーなのはいいかも。
    私が今まで行ったところどうかなって考えてみたけど細い線にしかならないなぁw

    • あるひゃ より:

      >キャスさん
      私が転勤とか帰省とかでしょっちゅうあちこち移動するからハマるのかも。
      自転車はちょっと遠くまで漕ぐようになったので、これからの季節にはいいな。

スポンサーリンク