各メディアのよしPインタビューからトピックスまとめ

※GAMEWatchさん記事後編のリンクと内容を追記しました。※

はい、こんにちは(゜ー゜)ノ
雨の月曜日ですね。肌寒いです。

各ゲームサイトさんに現行版FF14の終焉を迎えたよしPインタビューが掲載されました。
今日はそのご紹介と、それらから拾い出した新生トピックスのまとめです。

○現行のグローバルMMORPGには負けたくない――「FINAL FANTASY XIV」のグランドフィナーレ直後に公開された新生FFXIVの新情報について吉田直樹氏にいろいろ聞いた（4Gamer.net）

○「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー吉田直樹氏インタビュー（前編）
ついに現行版のサービスが終了！　2年間の総括と今後のストーリー展開を聞く（GAMEWatch）

○「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー吉田直樹氏インタビュー（後編）
βテスト延期の真相とは？　気になる今後のサービススケジュールを聞く（GAMEWatch）

○現行版「ファイナルファンタジーXIV」がワールドダウンを迎えた心境、そしてこれからの展開は―プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏に話を聞いた（GamerNeJp）

○『FFXIV』新生へ－－激動の2年、そして未来。そのマネジメント手法を吉田直樹プロデューサー兼ディレクターが語る（ファミ通.com）

直接よしPインタビューではありませんが、橋本さんの記事も。
○今，ハイエンドなゲーム制作に取り組む意味とは？――スクウェア・エニックスが「Luminous Studio」で目指す“ゲームの未来”について聞いてみた（4Gamer.net）

ではちょこちょこトピックスを拾い出してみましょう。

○トレーラー「時代の終焉」に関して
・ダラガブはバハムートの拘束具。外郭の内側に楔で自由を奪われていた。ネールのメガフレアは伏線。
・このトレーラーはこれまでの2年間、ずっと応援してくださった方への恩返しという意味もあり、そうした皆さんにだけ意味が伝わればいいというコンセプトで製作した。
・追加ムービーを製作中（合計で8分程度）。これは新生FF14のオープニングとなり、新生からの新規プレイヤーにも分かりやすい内容にする。
・最終日のサーバーダウンは予想出来ていた。その上で出来る限りの対策を行った。トレーラーは出来るだけ同じ時間にプレイヤーに見てもらいたかった。ログイン障害は本当に申し訳なかった。
・もう二度と味わえない結末を、と作ったエンディングなので、現時点ではタイムトラベルで第七霊災を変えるというような話は考えていない。数年後に関しては分からないが。
・「World of Warcraft」の拡張パックである「Cataclysm」にインスパイアされた点はある。

○メインクエストに関しては三つの軸が存在する
・Lv1～50→１と２のシナリオがメイン。レベルシンクを導入するかも。
・Lv50以降→３の謎を追う。
・レガシー先輩のスタート地点は新規キャラとは異なる。
・ルイゾワにゆかりのある人物も登場。
・現行版での伏線も新生で改めて語られるため、新規プレイヤーも予備知識は必要ない。
・メインクエスト内では現行版は「第七霊災編」と呼ばれる。
・これらのメインクエストはローンチ＋アップデートで完結。拡張版ではイシュガルドなどまた新たな物語を。

１：帝国との戦い
・帝国に対して自由を勝ち取る戦争をみんなでする。Lv50で帝国やガイウスとも一回けりが付く。
・ネールは死にました、が答えです。

２：蛮族と蛮神を食い止める戦い
・蛮神は惑星のエネルギーを吸い取ることで現世に出現するため、放っておくと惑星そのものの存在が危うくなる。
・召喚獣本体自体はエーテルワールドという別世界にいる。蛮神戦のストーリィは大きく変わる。
・帝国は「俺たちは世界平和維持軍なんだ」と考えている。具体的には「お前らのような蛮族がホイホイ神降ろしすると、星が壊れてしまうんだ。だからすべて我々の支配下において平和に暮らせばそんなものに祈る必要もなくなるだろう」という考え方。
・ちょっと悩ましいストーリィにしたい。

３：第七霊災とは何だったのかという謎を解き明かしていく
・大迷宮バハムートが舞台。古代アラグ帝国の謎。
・グランドカンパニーは関係なく、冒険者にしか解き明かせない謎として存在。
・バハムートが誰に封印されていたのか→クリスタルタワーの存在も関係。
・大迷宮バハムートではバハムートとの対決が出来る。
・ノーマル／ハードのモード分け。ハードは野良（コンテンツファインダーでのマッチング）では攻略が厳しいかも。

○プレイヤーキャラの名前変更に関して
・一度だけ名前変更出来るように進めている。
・キャラIDで把握しているので名前が変わっても困ることはなく、フレンドリストも自動的に書き変わる予定。（恐らくロドストも？）

○胸揺れに関して
・サイズは種族/部族によって大小の幅が異なる。例えばルガディンの女性ならそれなりに大きくできるが、ミコッテだとサンシーカーはある程度まで、ムーンキーパーだともう少し大きくできるとか。
・揺れ方にも「奥ゆかしく」という指示を出している。
・女性プレイヤーから見た場合、ここはもう少し慎重にすべきだと思っている。

○キャラ外観に関して
・耳やシッポにもボーンが入っているので動かそうと思えば動かせる。
・ミコッテの尻尾ならライオンっぽいものとか、もっとシャープなより猫っぽいものなど、5種類くらいを用意。
・髪型変更はカリスマ美容師NPCのいる美容院コンテンツを用意する。「いつでもキミをビューティフルに」
・変更可能→髪型・色・フェイスペイント、変更不可→顔の造形・体型

○FATE（FULL ACTIVE TIME EVENT）に関して
・新生FFXIVの場合、NMは通常のモンスターが突然変異して巨大化したとか、凶暴になってしまったといった設定となる。
・出現したフィールドゾーン全体に警報が流れる。NMの周辺に近づいたプレイヤーは、全員が同一のパーティにいるのと同じ状態になるので、とくにマッチングされるというわけではなくそのまま戦闘に参加できるシステムを目指している。
・専用ウィンドウを開けば、参加プレイヤーのリストを確認出来る。
・NMに与えたダメージや参加時間などによって、一定以上の貢献が認められたプレイヤーにはリワード取得の権利が発生する。このときのリワードのロール判定は、権利のあるプレイヤー各自に対して行われます。
・NM討伐の他には襲撃してきた盗賊団から拠点や街を守る防衛戦やチョコボや要人を目的地まで護衛するミッションなども。
・レベルシンクが導入されるので、高レベルプレイヤーが低レベルエリアのFATEを荒らすようなことは出来ない。逆に高レベルプレイヤーでもどのエリアのFATEも楽しめる。
・参加人数の制限は設けないが、人数が多すぎるようであればインスタンスゾーンを増やして対応する措置も検討中。
・報酬は性能よりも見た目装備多め。
・FATE専用の告知を出すことも考えているので、世界中のどこでFATEが発生しているかを見て、移動したければテレポなどのファストパスですぐに移動して参加も可能。
・モンスターの占有は無い。

○ハウジングに関して
・実装はローンチ後の最初の大型アップデートで。ローンチから二ヵ月後くらいか？
・インスタンスゾーンの中の土地を購入して建てる仕組みはDQXと同じ。
・土地の価格は初期は高く設定して、売れないと12時間おきに値下がりする。買うタイミングを見極めてほしい。
・Lサイズの家を建てられる土地は各インスタンスに3つ程度しか用意していない。
・街で呼び出せるリテイナーとは別に、自宅用のリテイナーを雇える。
・ハウジングゾーン内にいるリテイナーを検索するボードがあるので、そこで直接買ってもいいし、家まで走って買いに行ってもいい。
・引越しをしたい場合は、家を建てる前の状態に戻して、ほかのプレイヤーやシステムに売却してから引っ越す。
・ハウジングの維持費は考えていない。維持費で縛るよりも三ヵ月ゲームを中断していても戻れば家がある、の方がよいかと思っている。

○フリーカンパニーに関して
・グランドカンパニーによる評価システムは、廃フリカンのモチベ用。常にランキングの上位を狙うフリーカンパニーにとっては重要だが、普通にプレイする人達はあまり気にしなくてもいい。
・ランキングも用意される。軍事称号が授けられ、各メンバーは不滅隊NPCから敬礼されるといった待遇を受けるなど。あまり大きなメリットにはしない。

○結婚システムに関して
・男女ペアで結婚クエを受ける。もらえるマリッジリングを大聖堂へ持っていくと結婚出来る。
・マリッジリングを使うと、お互いの場所にテレポート出来る。バフなどの大きなメリットは偽装結婚を招くため考えていない。

○マウントに関して
・チョコボはバディとして一緒に戦うことが出来る。レベルアップもある。
・クァールは騎乗用の一般マウント。一般マウントは随時種類を増やす。
・魔導アーマーはカスタマイズ出来る可能性も。メインクエストにも絡んで来る。ニヤリとできるようなエピソードもある。（ビッグスとウェッジかな？）
・魔導アーマーのPvPコンテンツなどは考えていない。せいぜい攻城兵器程度か？
・マウント（乗り物）そのものにライセンスという概念を入れて、もう一段ギアが上がって早くなるようにしたい。

○ステータスに関して
・リスペック（振り直し）の方法をいくつか用意する。各クラス/ジョブに有効なステータスを明示する予定。
・プレイヤーのステータスよりも装備アイテムのパラメータの比重が大きくなるので、アイテムで底上げすることも可能。
・PvPとPvEでは必要なステータスがまったく異なる。
・装備アイテムの評価を数値化した「アイテムレベル」という概念も加わるので、「アイテムレベルがこれだけあれば，このコンテンツは大丈夫」という目安が出来る。

○インベントリに関して
・インベントリの容量は限定するが、ハウジングなどで保管しておくストレージは増やして行く。銀行システムも実装準備が出来ている。
・そもそもレベルシンクがあるので無理に低レベル用アイテムを保管しておく必要は無い。
・ファストトラベル（テレポなどの瞬時移動手段）も簡単に出来るので、パッと移動して必要なものを取り出し、すぐもとの場所に戻ることも可能。
・見た目装備変更スロットは職によって縛りを付ける。メイジはローブ系中心など。
・PvPゾーンでは強制的にベースの装備を表示する。見た目でごまかしはできない方が良いと考えている。
・見た目装備変更のシステムは混乱を避けるため、ローンチより後のアップデートで実装予定。

○αテストに関して
・全テスターの60％以上がログインするという状態。通常は20％程度。
・質問についてはSayで質問してくれた方が公に答えられるのでありがたい。
・実装しているバトル3クラスとギャザラー/クラフター3クラスの計6クラスを全部レベル20まで試すとトータルで20～30時間くらいかかる。
・これ以上コンテンツを追加することはない。ストレステストとしてのNM討伐イベントは行う。
・αテストフェイズ3：グローバルのαテスト。北米・欧州同時スタート。
・αテストフェイズ4：24時間開放のエイジングテスト。PRも兼ねて出来るだけ多くの方にプレイしてもらいたい。
・12月の2週目ぐらいまでを予定。（さらに二週間くらい延長してもいいのかなとざっくり思っている、らしい。ただどんなに長くても年内いっぱい）

○βテストに関して
・数ヵ月はやる予定。（ローンチは初夏以降？）
・βクローズド：1月下旬～2月上旬頃、一般公募。αテスターの中からも採用。
・βテストフェイズ1（クローズド？）：PCサーチとマーケットテスト。
・βテストフェイズ3：現行版からのプレイヤーデータコンバートのテスト。PS3はここからスタート。
・βテスト最終フェイズ：ローンチに向けたプレイヤーデータ引継ぎを改めて行う。ハウジングテストも。
・アーリーアクセス：ワイプ無し。購入者の早期ログイン。一週間程度か。
・βテスト後半にはPvPテストも予定。
・物語の核心に迫るようなものは一切出さないつもり。UI周りやゲームパッドモードなどシステム面を拡充する。
・無料期間ということもあり、大規模に行う予定。まずは新生FF14に触ってもらいたい。

○サーバーに関して
・新生FF14も現行版同様、グローバルサーバー。地域による不利益が出ないようにするため、データセンターを海外にも設置する。（イフのエラプションを避けられるようにｗ）

○業者対応に関して
・装備のBIND属性化（※一度使用すると装備がトレードできなくなるなど）、初期コンテンツのギル排出量調整、プレイヤーの不公平感をなくす仕様、ファーミングの必要がないコンテンツ設計など、そもそも業者が「美味しくない」ようにデザインされてもいる。

○コンテンツに関して
・「製作手帳」「採集手帳」に「討伐手帳」が加わる。これはモンスターを討伐して条件を満たすとリワードとして経験値がもらえるもの。
・ギルドリーヴ、FATE、コンテンツファインダー、各手帳で気楽にレベル上げ。
・最速で最上位コンテンツをクリアしたいという人でなければ、徐々にクリアしやすくなると思うので心配することなく楽しんでもらえる。
・同じアイテムレベル帯に複数のコンテンツを用意。

○オフラインイベントに関して
・FF14単独のオフイベントは「新生FFXIV」が発売して半年ぐらいしたら一回やりたいと考えている。現行版から支えてもらったお客様に直接お礼が言いたい。

○グローバル展開に関して
・日英仏独、中国展開までは決定。
・その他要望が多い・検討中なのはロシア語やスペイン語。韓国語も。
・アジアはライバルが多いのでパッチの作りだめをしてからでないと対抗出来ない。新生FF14が着地してからでよいと思っている。

読むのもうんざりするような情報量ですよね・・・(゜　゜　)
よしPの凄いところは、各メディアにサービスとしてちょこっとずつ違う情報を提供している点です。
結果として、全部の記事を読み比べてもらえて理解も深まるし、各サイトさんの個性も出せますね。
メディア戦略としては当然なのかもしれませんが、なかなかここまで一人のプロデューサーが使い分け出来るかというと・・上手いなあと思います。

最後に先日のゲーム業界人向けのスクエニオープンカンファレンスのリンクも貼っておきましょう。
SQUARE-ENIX-OpenConference
まだよしPの分しか視聴出来ていないのですが、専門用語をほとんど使わず一般の方でも非常に分かりやすい内容になっています。
現行版FF14プレイヤーなら楽しめると思いますので、11/24 13:29～のよしP分だけでもご覧になってみてはいかがでしょうか。
その他もボリュームたっぷり！じっくり見るつもりです。