アヒルとアルヒャ

今度は大阪にジブリレイアウト展を観に行って来ました。
大坂城を国盗りするためじゃないです。ええ、本当に観たかったんですよ。
連休も最終日だというのに人多かったわ～。

レイアウトは見応えがありましたね。
特にラピュタとナウシカのレイアウトの力強さは圧巻。
やはりあの二作は神がかっていたのだな。
その瞬間でなくてはならない、という一瞬を切り取って表現するのがスゴイ。
角度も画面の割り方も、人物の置き方も、何もかもピタッと決まっている。
同じような絵でありながらやはり巨匠とその他のアニメータでは全然迫力が違うのです。
なんでもないような一本の線の存在感がもうね。

「めっちゃ細かく描いてあるな～」と何人もが言いながら観ていましたが、ちゃうねん。
むしろ同じ場面を素人が同じように表現しようと思ったら、もっといっぱい線を描かないと伝わらないと思う。
この場面をたったあれだけの線で表現出来ていることが凄まじいのだ。
どの一枚もそのまま壁にかけて鑑賞に耐えうるレベルっていうのが凄いね。
ただ手のひらに飛行石がひとつ置かれているだけの絵なのに。

しかしカップルさんが多いとですね、どうしても映画のセリフや解説を熱く語り始める人達がそこかしこにいましてですねｗ
まあそれも国民的アニメの宿命なのだろうが、聞いていてツッコミ入れたくなるような誤情報をひけらかすな！ｗ
その娘はメイちゃんでもサツキちゃんでもない！節子や！ｗ
ラピュタの園丁ロボットは巨神兵じゃないんや！ｗ
ふう。

美術館を後にして我々が向かったのは大阪市内の中之島周辺。
でっかいアヒルがいるっていうからさ～、いっぺん見てみたかったのさ。
どこにいるのかわからないので見当をつけるため、一度橋を通過して確認してみることに。
橋渡って左を見た瞬間、全員が言ったね。「でか！」
写真で見てある程度はわかっていたものの、ありえないくらいにデカイアヒル。
ナマで見ると笑っちゃうんですよね。
ガンダムに対抗するために？鉄人28号ではなく、アヒルで勝負した大阪。
うん、そのベクトルは正解だと思う。
9/28までしかいないようなので見たい人は急げ！